平成21年6月4日(木) 午後2時30分~午後4時30分
講師:
後藤 静夫(センター教授)
「河東裃、外記袴、半太羽織に義太股引、豊後かあいや丸裸」と 狂歌にうたわれたように、宮古路豊後掾の豊後節は極めて扇情的な 語り口であったといわれます。それが江戸の心中事件流行の原因とされ、豊後節は歌舞伎出演を禁止されてしまいました。残った弟子達は歌舞伎出演を続けるため語り口を改めざるを得ませんでしたが、芝居を離れ遊里に進出した新内節には、豊後節の扇情的な語り口が色濃く残っているとされています。ここでは、新旧演者の新内を聴き、豊後節の面影を探ります。
公開: 2009年03月10日 最終更新: 2018年04月05日
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