伝音セミナー
平成28年度後期 伝音セミナー
日本の希少音楽資源にふれる
京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センターでは、平成28年度(前期)伝音セミナー「日本の希少音楽資源にふれる」を下記のとおり開催します。
全7回それぞれのテーマに沿って、SPレコード等に残された迫力ある演奏を紹介し、解説を加えながら、 これからの伝統音楽の方向を探っていきます。
日本の伝統音楽等の市民講座に参加するのは初めてという方にも気軽に受講いただける無料セミナーですので、多数の御参加をお待ちしております。
平成28年度後期開催スケジュール
第6回 11月10日
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日本の作曲家を聴く(その2)〜能と日本の現代音楽〜
能と日本の現代音楽、この二つの領域はどうやら相性が良いようで、多くの作曲家が能に取材した作品を書いています。今回は、同じ題材にもとづく作品を中心に音源を聴いてみたいと思います。
進行役:竹内直(日本伝統音楽研究センター非常勤講師) |
第7回 12月1日
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舞楽いろいろ(その2)〜映像でめぐる地方の伝承〜
舞楽には宮内庁式部職楽部など中央の伝承に対し、日本海沿岸や静岡・宮城など地方に舞楽の伝承があります。両者は曲名や装束に多少の共通点があるものの、音楽や舞には著しい相違があります。講師が長年撮りためた映像により、地方舞楽の世界をご紹介します。
進行役:田鍬智志(日本伝統音楽研究センター准教授)
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第8回 2月2日
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徳川夢声で聴く小説『宮本武蔵』
昭和10年から14年にかけて新聞に連載された吉川英治の小説『宮本武蔵』は国民的人気を博し、今に至るまで様々なメディアで表現され続けています。
今回は、大正から昭和にわたり多分野で活躍した徳川夢声の朗読による、昭和38年のレコード音源(音楽・効果音つき)をとりあげ、名場面を中心にお聴きいただきます。
進行役: 中安真理(日本伝統音楽研究センター非常勤講師) |
第9回 3月2日
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下掛宝生流の謡を聞く
能のワキ方は、主役のシテの物語を引き出す大事な役割を果たします。近年京都でもお馴染みになった下掛宝生流は、明治の宝生新をはじめ数々の名人を輩出して近代の能を牽引してきました。また一方で、ワキ方は謡の専門家として謡文化の興隆を支えてきました。流儀の歴史や謡の特徴に触れながら、下掛宝生流の名演をお聴きいただきます。
進行役:高橋葉子(日本伝統音楽研究センター客員研究員) |
最終更新日:2017/3/2 | 公開日:2016/9/7