伝音セミナー

平成23年度後期 伝音セミナー

日本の希少音楽資源にふれる

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターでは、前期に引き続き、後期セミナー「日本の希少音楽資源にふれる」を下記のとおり開催します。
後期セミナーでも、全4回それぞれのテーマに沿って、SPレコード等に残された迫力ある演奏を紹介し、昭和の時代には身近に存在していた雅楽、琵琶、浄瑠璃、民謡、わらべうた等に解説をくわえながら、歴史を振り返りつつ、これからの伝統音楽の方向を探っていきます。日本の伝統音楽などの市民講座に参加するのは初めてという方にも気軽に受講いただけるセミナーですので、多数の御参加をお待ちしております。

次回伝音セミナーのご案内

平成23年度 第7回伝音セミナー
内容 稀少音源をを鑑賞しながら、歌や演奏等の紹介・解説等を行います。

地歌・箏曲レコードの黄金時代
現在大きなCDショップでも、純邦楽のコーナーの品揃えは決して豊富ではありません。しかし昭和40-50年代にレコード各社が競うようにして、数多くの純邦楽レコードを制作・発売した時期がありました。地歌・箏曲に関しても、現在残されている音声資料の大半は、この時期に記録されたといっても過言ではありません。これらの中にはCD化されていないものも多くあり、現在では入手困難な資料になりつつあります。最終回はこれらのLPレコードに注目いたします。

講師:久保田敏子(日本伝統音楽研究センター 所長)
    大西秀紀(本学日本伝統音楽研究センター非常勤講師)
日時 平成24年3月8日(木)午後2時30分〜午後4時30分
会場 京都市立芸術大学 ギャラリー@KCUA(アクア)
〒604-0052 京都市中京区堀川御池北東角
(京都市立京都堀川音楽高等学校移転地内)  http://www.kcua.ac.jp/gallery/access
定員 午後2時受付開始、先着50名。
参加費 無料。
問合せ先

京都市立芸術大学 事業推進担当
Tel.075-334-2204

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

Tel.075-253-1509
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平成23年度後期開催スケジュール

*各回とも午後2時受付開始、会場は第8回(平成24年3月8日)を除き、日本伝統音楽研究センター7階合同研究室1です。



第5回 10月6日(木)
(終了しました)
名家のレコード
菊原琴治、富崎春昇、米川親敏、初代上原真佐喜、鈴木鼓村といった、現在から二世代ほど遡った時代に活躍した人達の演奏をお聴きいただきます。
第6回 11月17日(木)
(終了しました)
箏組歌、段物、砧物のレコード
菊原琴治の三味線組歌のレコードが作られたのとほぼ同じ時期に、中橋暁夢も古曲保存の重要性を唱え箏組歌のレコード化を実現しました。今回はそれらの珍しいレコードに加え、段物、砧物の演奏を宮城道雄、菊原初子、萩原正吟らのレコードを併せてご紹介いたします。
第7回 12月1日(木)
箏曲長唄の長時間レコード
箏曲長唄とは耳慣れぬ名称ですが、長唄の楽曲を箏伴奏にアレンジしたもので、楯城護(1904-1980)がニットー長時間レコードに「越後獅子」「吾妻八景」の2枚を残しています。一般にSPレコード一面の録音時間は3〜5分ですが、大正の終わりから昭和にかけて発売されたこの長時間レコードは、片面12分の録音を実現しました。再生に特殊な装置が必要なため、これまで簡単に聴くことができませんでしたが、今回のセミナーのために新たにデジタル化いたしました。果たして箏曲長唄とはどのようなものでしょうか。
第8回 平成24年3月8日(木) 地歌・箏曲レコードの黄金時代
現在大きなCDショップでも、純邦楽のコーナーの品揃えは決して豊富ではありません。しかし昭和40-50年代にレコード各社が競うようにして、数多くの純邦楽レコードを制作・発売した時期がありました。地歌・箏曲に関しても、現在残されている音声資料の大半は、この時期に記録されたといっても過言ではありません。これらの中にはCD化されていないものも多くあり、現在では入手困難な資料になりつつあります。最終回はこれらのLPレコードに注目いたします。

*今回のみ、会場は
京都市立芸術大学 ギャラリー@KCUA(アクア)となります。
〒604-0052 京都市中京区堀川御池北東角(京都市立京都堀川音楽高等学校移転地内)  http://www.kcua.ac.jp/gallery/access
最終更新日:2011/12/27 | 公開日:2011/3/24