伝音セミナー

平成22年度後期 伝音セミナー

日本の希少音楽資源にふれる―SP盤にきく幻の音

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターでは、平成22年度後期セミナー「日本の希少音楽資源にふれる-SP盤にきく幻の音-」を下記のとおり開催しますので、お知らせします。
後期セミナーでは、前期(第1回〜第4回)に引き続き、それぞれのテーマに沿って、SPレコード等に残された迫力ある演奏を紹介し、昭和の時代までは、まだ身近に存在していた、雅楽、琵琶、浄瑠璃、民謡、わらべうた等にわかりやすい解説をくわえながら、これからの伝統音楽の方向を探っていきます。

次回伝音セミナーのご案内

平成22年度 第8回伝音セミナー
内容 SPレコードを鑑賞しながら、歌や演奏等の紹介・解説等を行います。

花街をどりのレコード

花街をどりは春の京都の美しいイベントです。明治5年より続く都をどりや鴨川をどりをはじめ、京おどりや北野をどりは、平成の今日でも変わらず人々の眼を楽しませています。今回は都をどりの歴史的録音を中心に、聴く花街をどりの世界へご案内します。

講師:大西 秀紀 (日本伝統音楽研究センター 非常勤講師)
日時 平成23年3月3日(木)午後2時30分〜午後4時30分
会場 京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター
合同研究室1(新研究棟7階)
(京都市立芸術大学へのアクセス http://www.kcua.ac.jp/access/
定員 午後2時受付開始、先着50名。
参加費 無料。
問合せ先 京都市立芸術大学 事業推進担当
Tel.075-334-2204
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平成22年度後期開催スケジュール

*各回とも午後2時受付開始、会場は日本伝統音楽研究センター7階合同研究室1です。

第5回 10月7日(木)
(終了しました)

浪曲のいろいろ

手軽な大衆芸能として、戦前戦後一世を風靡した感のある浪曲も、若者達のさまざまな音楽実践や、カラオケの流行等に押され、ほとんど消滅寸前の状態となりました。 しかし説経節や祭文、チョンガレ節等の長く、根強い伝統を踏まえ、時々の流行・好みを柔軟に取り入れ、大衆が理解し共感しやすい価値観・倫理観を、わかりやすい詞章と変化に富んだ節付で展開する浪曲は、簡単に消え去ることはなく、じわじわと復活の兆しを見せています。関東節、関西節、中京節といった地域性も指摘され、その魅力は一声・二ふし・三啖呵(せりふ)とも云われます。 今回は、幅広く奥深い浪曲の世界を、限られた時間と音源で聞いていただきます。

進行役:後藤 静夫(日本伝統音楽研究センター准教授)
第6回 12月2日(木)
(終了しました)
山城少椽の長時間レコードを聴く

長時間レコードとは、特殊な方式により録音された音盤で、再生が難しく、幻のレコードといわれてきたものです。山城少掾の義太夫節長時間レコードは、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館が復元再生し、CD化されています。今回その復元にあたった大西秀紀氏にお話を聞くとともに、この長時間レコードでしか聞けない山城少掾の「鎌倉三代記三浦恩愛の段」ついて、風(音楽様式)の観点から考えていきます。

ゲスト:大西秀紀(日本伝統音楽研究センター非常勤講師)
講師:山田 智恵子(日本伝統音楽研究センター 教授)
第7回 1月6日(木)

(終了しました)
民謡・新民謡の録音を聴く

昭和初期の日本では、民謡が非常に注目されていました。そこには伝統的な民謡だけではなく、同時代の新民謡や、外国のものも含まれます。これらはポピュラー音楽として、また学術的な資料として、もしくは国策としてレコード化されました。つまり、生活・学問・政治など様々な場で民謡が重視されていたわけです。本セミナーでは、当時の音源を聴きながら、民謡、そしてそれが注目されたことの意義について考えていきます。

進行役:齋藤 桂(本学日本伝統音楽研究センター 非常勤講師)
第8回 3月3日(木)
花街をどりのレコード

花街をどりは春の京都の美しいイベントです。明治5年より続く都をどりや鴨川をどりをはじめ、京おどりや北野をどりは、平成の今日でも変わらず人々の眼を楽しませています。今回は都をどりの歴史的録音を中心に、聴く花街をどりの世界へご案内します。

進行役:大西 秀紀 (日本伝統音楽研究センター 非常勤講師)
最終更新日:2011/1/6 | 公開日:2010/9/13