伝音セミナー

平成23年度前期 伝音セミナー

日本の希少音楽資源にふれる

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターでは、平成23年度前期セミナー「日本の希少音楽資源にふれる」を開催します。
前期セミナーでは、全4回それぞれのテーマに沿って、SPレコード等に残された迫力ある演奏を紹介し、昭和の時代には身近に存在していた雅楽、琵琶、浄瑠璃、民謡、わらべうた等に解説をくわえながら、歴史を振り返りつつ、これからの伝統音楽の方向を探っていきます。日本の伝統音楽などの市民講座に参加するのは初めてという方にも気軽に受講いただけるセミナーですので、多数の御参加をお待ちしております。

次回伝音セミナーのご案内

平成23年度 第4回伝音セミナー
内容 稀少音源をを鑑賞しながら、歌や演奏等の紹介・解説等を行います。

長唄の名人達
およそ半世紀にわたる日本のSPレコードの歴史において、長唄は数多い三味線音楽のレコード中でも、常に安定した支持を得ていたといえます。同時に名人達も多くの録音を残しました。第4回は六代目芳村伊十郎や四代目吉住小三郎らの演奏を中心に、その個性の違いをお楽しみいただきます。

進行役:大西秀紀(本学日本伝統音楽研究センター非常勤講師)

*9月4日(日)に京都堀川音楽高校ホールにて開催予定の長唄に関する公開講座(タイトル未定)プレイベントとして実施します。第4回のみ会場を、音楽高校に隣接する「京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)」に移し、関連展示も行います。
日時 平成23年9月1日(木)午後2時30分〜午後4時30分
会場 京都市立芸術大学 ギャラリー@KCUA(アクア)
〒604-0052 京都市中京区堀川御池北東角(京都市立京都堀川音楽高等学校移転地内)  http://www.kcua.ac.jp/gallery/access
定員 午後2時受付開始、先着50名。
参加費 無料。
問合せ先

京都市立芸術大学 事業推進担当
Tel.075-334-2204

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

Tel.075-253-1509
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関連展示「SPレコードレーベルに見る 日蓄―日本コロムビアの歴史」
内容 昨年(2010年)日本コロムビア(株)は創立100周年を迎えました。その前身である(株)日本蓄音器商会が明治43(1910)年10月1日に創立されて以来、同社は常に日本のレコード業界を牽引してきました。今回の企画展示は、同社のSPレコード時代の、主に邦楽レコードのレーベル意匠の変遷をたどりながら、その歴史を振り返ります。
日時 平成23年8月30日(火)〜9月4日(日)
会場 京都市立芸術大学 ギャラリー@KCUA(アクア)ギャラリーA
〒604-0052 京都市中京区堀川御池北東角(京都市立京都堀川音楽高等学校移転地内)  http://www.kcua.ac.jp/gallery/access


平成23年度前期開催スケジュール

*各回とも午後2時受付開始、会場は日本伝統音楽研究センター7階合同研究室1です。

第1回 5月12日(木)
(終了しました)
『SPレコードレーベルに見る 日蓄-日本コロムビアの歴史』を聴く
日本のレコード会社で最も長い歴史を誇る日本コロムビアは、平成22年に創立100周年を迎えました。当センターも、それに伴いSPレコードの時代をたどる展示を催しましたが、23年度最初のセミナーでは、それらの展示品の音に耳を傾けながら、あらためて日蓄-コロムビアの歴史を振り返ります。

進行役:大西秀紀(本学日本伝統音楽研究センター非常勤講師)
第2回 6月2日(木)
(終了しました)

菊原琴治を聴く
菊原琴治は大正・昭和前期の大阪地歌筝曲界を支えた演奏家です。その存在の大きさは、昭和の文豪、谷崎潤一郎の創作に大きな影響を与えたことでも知られています。第2回はその三味線組唄、筝組唄の大変珍しいレコードをお聴きいただき、佳き時代の大阪へ御案内いたします。

進行役:久保田 敏子(本学日本伝統音楽研究センター 所長)
       大西秀紀(本学日本伝統音楽研究センター非常勤講師)
第3回 7月7日(木)
(終了しました)
三代目常磐津松尾太夫を聴く
三代目常磐津松尾太夫は、明治・大正・昭和を通じ、数多くの録音を残しました。第3回はそれらの中から帝劇時代の七代目松本幸四郎、六代目尾上梅幸のコンビとともに残した歌舞伎舞踊曲を中心に、その名演をお聴きいただきます。

進行役:
竹内 有一 (本学日本伝統音楽研究センター 准教授)
       大西秀紀(本学日本伝統音楽研究センター非常勤講師)
第4回 9月1日(木) 長唄の名人達
およそ半世紀にわたる日本のSPレコードの歴史において、長唄は数多い三味線音楽のレコード中でも、常に安定した支持を得ていたといえます。同時に名人達も多くの録音を残しました。第4回は六代目芳村伊十郎や四代目吉住小三郎らの演奏を中心に、その個性の違いをお楽しみいただきます。

*9月4日(日)に京都堀川音楽高校ホールにて開催予定の長唄に関する公開講座(タイトル未定)プレイベントとして実施します。第4回のみ会場を、音楽高校に隣接する「京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)」に移し、関連展示も行う予定です。

進行役:大西秀紀(本学日本伝統音楽研究センター非常勤講師)
最終更新日:2011/7/28 | 公開日:2011/3/24