伝音セミナー

平成25年度前期 伝音セミナー

日本の希少音楽資源にふれる

京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センターでは、平成25年度(前期)伝音セミナー「日本の希少音楽資源にふれる」を下記のとおり開催しますので、お知らせします。

全4回それぞれのテーマに沿って、SPレコード等に残された迫力ある演奏を紹介し、解説を加えながら、 これからの伝統音楽の方向を探っていきます。
日本の伝統音楽等の市民講座に参加するのは初めてという方にも気軽に受講いただける無料セミナーですので、多数の御参加をお待ちしております。

平成25年度前期開催スケジュール

*各回とも午後2時受付開始、会場は日本伝統音楽研究センター7階合同研究室1です。

第1回 5月9日
(終了しました)
「演奏家の個性」

SPレコードに記録された演奏を聴くと、現在私達が耳にするものよりもずっと個性的で、時には戸惑いすら感じることがあります。一般に伝統芸能は、元の姿かたちが厳格に今日まで伝わっていると思われがちですが、実はこの100年ぐらいの間にもさまざまに変化してきているようです。今年度第1回の伝音セミナーは、SPレコードを通じて演奏家のさまざまな個性をながめて見たいと思います。

進行役:大西秀紀(日本伝統音楽研究センター非常勤講師)
第2回 6月6日
(終了しました)
「宝生流の謡をきく」

能のシテ方には五つの流派があります。そのうち宝生流は、明治大正昭和と、何人もの謡の名手を輩出してきました。宝生流の謡は、他流と比較して、どのような特徴をもっているのでしょうか。謡本の記号などにも反映されている、宝生流の特徴を整理しながら、明治から昭和にかけての名手の謡をSPレコードやソノシート、LPレコードで、聞いていきます。

進行役:藤田隆則(日本伝統音楽研究センター教授)
第3回 7月4日
(終了しました)
「お伊勢参りとその周辺」

「お伊勢さん」と親しまれている伊勢神宮は、20年に一度、社殿を新しく作り替えることでも有名です。本年はちょうど第62回の遷御(大御神が旧殿から新殿へお遷りになる)の年にあたり、例年にも増して参詣者も多いことでしょう。そこで、お伊勢参りの文化と、「伊勢音頭」をはじめとした伊勢信仰に関わる音について取り上げたいと思います。



進行役:
三島 暁子(日本伝統音楽研究センター非常勤講師)
第4回9月5日
(終了しました)>
「上方歌舞伎の囃子の世界」

上方関西と江戸東京の歌舞伎の囃子は、楽器・音色・演出等様々な点で違いがあったことが従来指摘されています。昨年度に引き続き今回も、明治大正昭和にかけて録音されたSPやLP等の音源資料に基づきながら、それらについて多角的に検証してみたいと思います。

進行役:前島 美保(日本伝統音楽研究センター非常勤講師)

 

最終更新日:2013/9/5 | 公開日:2013/3/6