伝音セミナー

平成25年度後期 伝音セミナー

日本の希少音楽資源にふれる

京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センターでは、平成25年度(後期)伝音セミナー「日本の希少音楽資源にふれる」を下記のとおり開催しますので、お知らせします。

全4回それぞれのテーマに沿って、SPレコード等に残された迫力ある演奏を紹介し、解説を加えながら、 これからの伝統音楽の方向を探っていきます。
日本の伝統音楽等の市民講座に参加するのは初めてという方にも気軽に受講いただける無料セミナーですので、多数の御参加をお待ちしております。

次回伝音セミナーのご案内

平成25年度 第9回伝音セミナー
内容

希少音源をを鑑賞しながら、歌や演奏等の紹介・解説等を行います。

「岡本文弥の新内節を聴く その2」

新内節というと、江戸の浄瑠璃というイメージが強いのですが、すでに幕末頃から京阪の都市でも稽古浄瑠璃や読み物として流行し、鴨川べりや街中での「流し」も派生していました。昨年に引き続き、多様な活動で知られる岡本文弥(1895〜1996)の演奏を聴きながら、新内節の魅力と基本的特徴を探ります。

進行役:竹内有一(日本伝統音楽研究センター准教授)

日時 平成26年3月6日(木曜日)午後2時40分〜午後4時10分
会場 京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター
合同研究室1(新研究棟7階)
(京都市立芸術大学へのアクセス http://www.kcua.ac.jp/access/
定員 午後2時受付開始、先着50名。
参加費 無料。
問合せ先

京都市立芸術大学 事業推進担当
Tel.075-334-2204
>> 問い合わせフォーム





平成25年度後期開催スケジュール

*各回とも午後2時受付開始、会場は日本伝統音楽研究センター7階合同研究室1です。

第5回 10月3日
(終了しました)

「義太夫節の『節尽くし』を聴くI」

「節尽くし」とは、節(名称のある旋律型)を列挙したカタログのようなものです。義太夫節においては、その創流当時から、伝書中に「節尽くし」が含まれていました。その後、さまざまな「節尽くし」が書かれてきましたが、三味線弾きにより、実演・録音されたものがあります。そうした録音された「節尽くし」をいくつか聞きながら、義太夫節における「節尽くし」とはどのような内容で、なんのために作られたのか考えてみたいと思います。

進行役:山田智恵子(日本伝統音楽研究センター教授)
第6回 11月7日
(終了しました)

「義太夫節の『節尽くし』を聴くII」

昭和30年代に録音されたと思われる「節尽くし」には義太夫節に取り入れられた多様な音楽・芸能の「節」が分類し残されています。義太夫節がそれらをどのように取り入れ、活用し伝承してきたか。いくつかの具体例を聞きながら、義太夫節としての活用・伝承のあり方を検討してみます。

進行役:後藤静夫(日本伝統音楽研究センター所長)
第7回 1月9日
(終了しました)
「乗り物とレコード」

乗り物の進化は常に日本の近代化を支えてきました。よく「歌は世につれ」といいますが、人々は夢や希望やさまざまな思いを鉄道や船や飛行機に託し、そしてやがてそれらは歌になり、数多くのレコードに記録されました。今回は乗り物にまつわるレコードをご紹介いたします。

進行役:
大西秀紀(日本伝統音楽研究センター非常勤講師)

第8回2月6日
(終了しました)
「雅楽の今昔 〜復元・再現演奏を聴く〜」

日本の雅楽は、千数百年伝承の間、洗練を重ねてこんにちに至っています。中世初頭(平安末期)から近代、そして現代、それぞれの時代の雅楽はどのような音楽なのでしょうか。古資料にもとづく再現演奏と古今の録音から、その軌跡をたどってみます。

進行役:田鍬智志(日本伝統音楽研究センター准教授)
第9回3月6日
(終了しました)
「岡本文弥の新内節を聴く その2」

新内節というと、江戸の浄瑠璃というイメージが強いのですが、すでに幕末頃から京阪の都市でも稽古浄瑠璃や読み物として流行し、鴨川べりや街中での「流し」も派生していました。昨年に引き続き、多様な活動で知られる岡本文弥(1895〜1996)の演奏を聴きながら、新内節の魅力と基本的特徴を探ります。

進行役:竹内有一(日本伝統音楽研究センター准教授)

 

最終更新日:2014/3/6 | 公開日:2013/8/30