伝音セミナー

平成26年度前期 伝音セミナー

日本の希少音楽資源にふれる

京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センターでは、平成26年度(前期)伝音セミナー「日本の希少音楽資源にふれる」を下記のとおり開催します。

全4回それぞれのテーマに沿って、SPレコード等に残された迫力ある演奏を紹介し、解説を加えながら、 これからの伝統音楽の方向を探っていきます。
日本の伝統音楽等の市民講座に参加するのは初めてという方にも気軽に受講いただける無料セミナーですので、多数の御参加をお待ちしております。

次回伝音セミナーのご案内

平成26年度 第4回伝音セミナー
内容 希少音源をを鑑賞しながら、歌や演奏等の紹介・解説等を行います。

「古曲保存会義太夫節レコードとその後」

町田佳聲が大正9年に発行頒布した古曲保存会レコードには、義
太夫節も8面収められています。この義太夫節選曲と演奏者の人選
に関しては、当時すでに義太夫節の古曲復活の活動を行っていた
細川景正に全面的に依存したものでした。その後町田は自身の企
画によるLPレコード集をいくつか制作し、その中で同じ曲を別の演
奏者で取り上げています。このセミナーでは、その両者を聴き比べ
てみたいと思います。

進行役:山田智恵子(日本伝統音楽研究センター教授)
日時 平成26年9月4日(木曜日)午後2時40分〜午後4時10分
会場 京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター
合同研究室1(新研究棟7階)
(京都市立芸術大学へのアクセス http://www.kcua.ac.jp/access/
定員 午後2時受付開始、先着50名。
参加費 無料。
問合せ先

京都市立芸術大学 教務学生支援室 事業推進担当
Tel.075-334-2204
>> 問い合わせフォーム



平成26年度前期開催スケジュール

*各回とも午後2時受付開始、会場は日本伝統音楽研究センター7階合同研究室1です。

第1回 5月8日
(終了しました)
西浦田楽の歌謡を聞く

民俗芸能を鑑賞するさい、視覚的側面にくらべて聴覚的な面をつまらないと思われがちですが、よく聞けば豊かな内容をもっていることもあります。昨年11月、本学の公開講座で紹介した西浦田楽もその一つです。演じられる特徴的な歌謡を、解説を加えつつ、もう一度じっくり聞きたいと思います。

進行役:藤田隆則(日本伝統音楽研究センター教授)
第2回 6月5日
(終了しました)
一中節「夕霞浅間嶽」をきく

京都市役所近くに現存する明福寺の住職だった初世都一中(みやこ・いっちゅう)が語り始めた一中節は、その後の歌舞伎浄瑠璃の展開にたいへん大きな影響を及ぼしました。「江戸中に鼠の糞と浄瑠璃本のないところはない」と評された代表曲の一つ「夕霞浅間嶽」を聴きます。

進行役:竹内有一(日本伝統音楽研究センター准教授)
第3回 7月3日
(終了しました)
昭和後期の”現代音楽”の発掘

当センターの資料庫には、60〜80年代に録音/発売された"現
代音楽"のLPが多数眠っています。これらは、日本の作曲家/作
品の評論家、富樫康(1920〜2003)氏旧蔵の資料です。前回
(2013年2月)に引き続き、邦楽器作品を中心にとりあげ、とくに現
在では演奏機会の少ない作品や再演が難しい作品にスポットを当
ててみます。


進行役:
田鍬智志(日本伝統音楽研究センター准教授)
       竹内直(日本伝統音楽研究センター非常勤講師)
第4回9月4日
古曲保存会義太夫節レコードとその後

町田佳聲が大正9年に発行頒布した古曲保存会レコードには、義
太夫節も8面収められています。この義太夫節選曲と演奏者の人選
に関しては、当時すでに義太夫節の古曲復活の活動を行っていた
細川景正に全面的に依存したものでした。その後町田は自身の企
画によるLPレコード集をいくつか制作し、その中で同じ曲を別の演
奏者で取り上げています。このセミナーでは、その両者を聴き比べ
てみたいと思います。

進行役:山田智恵子(日本伝統音楽研究センター教授)

 

最終更新日:2014/7/29 | 公開日:2014/4/22