京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センターでは、日本の伝統的な音楽や芸能、その根底にある文化の構造を研究し、その成果発表と市民の皆様への還元として、平成27年度(前期) でんおん連続講座を開催しますので、お知らせします。
本講座では、多くの方に日本の伝統音楽や芸能について理解を深めていただけるよう、音源・映像を用いて説明を行いつつ、歴史的資料、口伝書、楽譜等の演奏資料を読み進めます。
専門的なテーマに気軽に触れていただける市民講座となっております。皆様の御参加をお待ちしております。
連続講座D 「常磐津節実践入門『うつぼ猿』その2」 |
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講師 | 常磐津若音太夫(竹内有一)日本伝統音楽研究センター准教授 補助:常磐津音花 |
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開講日・時間 | 平成27年9月8日〜11月3日。期間内の毎週火曜日、全8回、13時〜14時30分(3限) |
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会場 | 京都市立芸術大学 新研究棟7階 合同研究室2 (京都市西京区大枝沓掛町13-6) >>地図 |
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内容 | 伝承の可変性・不変性のはざまを 見極めながら、古典曲を体得し考察する楽しみを深めます。京都鳴滝を舞台にした歌舞伎浄瑠璃「うつぼ猿」を実践的に学び、浄瑠璃(語り)と三味線、それぞれの演奏・研究のレベルアップを目指します。《受講資格》連続講座・平成23年度E、26年度A、27年度Bのいずれかを受講された方。 | ||||||||||||||||||||||||
開講日程 |
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受講料 | 5,000円 | ||||||||||||||||||||||||
定員 | 4名 | ||||||||||||||||||||||||
連続講座E 琴の歴史と京都の琴士1 |
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講師 | 武内恵美子(日本伝統音楽研究センター准教授) | ||||||||||||||||||||||||
開講日・時間 | 平成28年1月23日〜2月6日。期間中の土曜日、全3回、毎回13時〜16時15分(15分休憩含む) |
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会場 | 京都市立芸術大学 新研究棟7階 合同研究室1 (京都市西京区大枝沓掛町13-6) >>地図 |
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内容 | 琴(七弦琴/古琴)は奈良時代に伝来し、平安時代末に一度琴演奏習慣が途絶えた後、江戸時代に復興し、武士や文人層を中心に受容されました。単に楽器の演奏というだけでなく、中国の思想や文化を伴って受け入れられた独特な琴文化とはどのようなものだったのでしょうか。 今回は初回に琴の歴史的な展開を概観、2回目は江戸時代の琴文化を語る上で外せない東皐心越関係について、3回目に京都で活躍した初期の琴の演奏家について紹介していきます。 |
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開講日程 |
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受講料 | 2,000円 | ||||||||||||||||||||||||
定員 | 30名(先着順で定員になり次第締切) | ||||||||||||||||||||||||
連続講座F 「平安末期の雅楽―藤原師長の琵琶譜『三五要録』と箏譜『仁智要録』を弾くー」 |
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講師 | 田鍬智志(日本伝統音楽研究センター准教授) 共演:増田真結(本学非常勤講師[作曲]、当センター共同研究員)ほか |
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開講日・時間 | 平成27年3月18日(10:30〜16:00)、19日(13:00〜90分程度) の2日間。 |
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会場 | 京都市立芸術大学 新研究棟7階 合同研究室1 (京都市西京区大枝沓掛町13-6) >>地図 |
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内容 | 雅楽は、平安前期に様式が確立したといわれていますが、中世以前のあらゆる資料から垣間見える音楽は明らかに現行とはかなり様子が違います。こんにちの雅楽では、箏・琵琶は伴奏楽器となってしまっていますが、平安末期や鎌倉期の時点では、旋律楽器であったと考えざるをえません。平安末期の大音楽家、藤原師長は、琵琶譜『三五要録』と箏譜『仁智要録』を編纂し、院政期音楽資料の金字塔となっています。平成22年度「『仁智要録』を弾く・聴く」につづいて、今回は師長の琵琶譜にもスポットをあてます。 |
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開講日程 |
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受講料 | 2,000円 | ||||||||||||||||||||||||
定員 | 30名(先着順で定員になり次第締切) | ||||||||||||||||||||||||
申込方法 | はがき、FAX、電子メールのいずれかの方法により、郵便番号、住所、氏名、電話番号(FAX番号)、希望する講座名を明記の上、期間内に教務学生支援室(事業推進担当)までお申し込みください。 また下記お問い合せフォームもご利用ください。 ※午前8時30分〜午後5時15分(平日のみ) |
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申込期間 | 定員に余裕がある場合は当日申込も受付けます。 上記、問い合わせ先まで御連絡ください。 |
主催 | 京都市立芸術大学 |