7階展示スペースで、特定の研究テーマに即した文献・楽器・パネル等を展示解説しています。
(企画・構成:センター研究員、制作:学芸員)

見学方法

  1. 「伝音セミナー」「連続講座」開催日の10時〜17時 → 申込み不要
    (各、開催日程のページをご覧下さい)
  2. 閲覧室の利用可能な日時 → 六階閲覧室にお声かけください
    (閲覧室の利用可能な日時については図書室のページをご覧下さい)

展観内容

開催中の展示

2017年12月14日〜2018年4月16日 京都と人形浄瑠璃(会期延長しました)イメージ

人形浄瑠璃は現在では国立文楽劇場がある大阪が中心になっています。しかし人形浄瑠璃が誕生したのは、実は安土桃山時代末から江戸時代初めの京都でした。後に大坂に出て「義太夫節」を創始した竹本筑後掾(初代義太夫)が、浄瑠璃の太夫としてデビューしたのが京都であったことも、人形浄瑠璃の中心が京都であったことを示しています。
この展示では京都と人形浄瑠璃の結び付きを、浄瑠璃本や地図、写真、番付など様々な資料を用いて紹介しています。

企画・構成:神津武男(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター客員研究員)

*2月23日(金)〜26日(月)、3月12日(月)~3月17日(金)の期間は登校禁止によりご覧いただけませんのでご注意ください



終了した展示

2015年4月〜 『郷土研究 上方』の表紙絵展
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『郷土研究 上方』は昭和6年(1931)1月から昭和19(1944)年4月まで刊行された雑誌です。大阪を中心とした上方の風俗・習慣・文芸・芸能などさまざまなジャンルの論考を掲載しており、上方文化を知る上での必読の書ともいえます。
『郷土研究 上方』は編集者の南木芳太郎の情熱により刊行されていました。その内容はもちろんのこと、表紙にまでこだわりが感じられます。表紙は主に大阪の祭礼や神社仏閣、風景などが木版画で描かれているのですが、それは印刷ではなく木版画そのものを1枚ずつ貼り付けたものになっています。今回はこの表紙をすべてご覧いただきます。そのうち芸能に関するものなど、一部をピックアップして紹介いたします。
今回展示する『郷土研究 上方』は当センターの前所長、後藤静夫名誉教授より全号を御寄贈いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

2014年10月〜 図形楽譜−日本音楽と西洋音楽−
イメージ:加茂

音楽や音曲には決まったかたちがあります。そのかたちを的確に伝えていくための中心になるのは、口移しによる伝承ですが、日本の伝統音楽では、伝承の補助として、音のかたちを表わす空間的な図形が用いられてきました。ここでは、仏教の声明の楽譜、能の謡の譜である謡本、義太夫節の床本と三味線の稽古本、筑前琵琶の楽譜を展示します。

一方、五線譜などの規範的な楽譜を発達させてきた西洋音楽の世界では、二十世紀になって、五線譜以外の様々な記譜法が試みられるようになりました。ここでは、アメリカの作曲家、ジョン・ケージと日本の作曲家、武満徹の図形楽譜をとりあげて、解説します。

本展示ではスマートフォン等wi-fi対応機器で見られる、展示をさらに楽しめるコンテンツを用意していますので、是非ご利用ください。機器をお持ちでない方は、貸出機器がありますので、6階閲覧室にお尋ねください。

2014年7月1日〜8月11日 能・狂言を描く
イメージ:加茂
京都市立芸術大学芸術資料館は、能や狂言が描かれた絵画資料を多数所蔵しています。その中から、一部をご紹介します。
絵画資料が描きとろうとしたものから、われわれは現代の舞台をとらえなおすことができるようにも思えます。また現代の舞台、演出や作り物などとの違いもわかり、歴史資料としても価値のあるものです。過去に能や狂言がどのように描かれたのか見て、現代の能・狂言と比較してみてください。
2014年4月1日〜6月20日 日本の楽器イメージ
日本の伝統音楽では、各ジャンルで各々の楽器を用いて演奏しており、様々な楽器があります。
この展示では、その楽器を「吹きもの」(吹奏楽器)、「弾きもの」(絃楽器)、「打ちもの」(打楽器)という分類で紹介しています。
ここに展示しているのは日本の楽器のほんの一部ですが、その多彩さをご覧ください。
2013年10月3日〜2月末
京観世岩井家の歴史

京都において観世流の謡を伝えてきた主要な家のひとつに岩井家がありました。明治時代、能役者としての岩井の芸の系統は、大西家や大江家等の弟子家に引き継がれましたが、その後も京都の謡の「五軒家」のひとつである岩井の謡は、素謡を楽しむたくさんの素人を生み出し、昭和の中頃までは、「岩井派/岩井流」をなのる素人の謡い手も存在していました。いわゆる「京観世」の謡の様式や、近代の京都における謡の普及を考える際、岩井家、そしてその弟子たちの活動を辿っていくことの意味は決して少なくありません。  
この度、日本伝統音楽研究センターは、岩井家後裔の岩井弘氏(本学美術学部名誉教授)より、岩井家に現存する文書や伝書類の寄贈を受けました。寄贈いただいた資料の中には、謡の指南家としての岩井、宗家との取次の家としての岩井、そして能楽の技法そのものの伝承者であった岩井、謡の理論家であった岩井など、江戸中期後期の岩井家の幅広い活動を示す資料が含まれています。  
日本伝統音楽研究センタ―「京観世の記録化」プロジェクト研究会では、代表的な資料をテーマごとに分け、解題を付して展観を行います。展観を通じて、岩井氏のご好意に感謝の気持ちを表したいと思います。(大谷節子・藤田隆則)

実際に展示されている資料を一部WEBにて公開しております。ぜひご覧ください。
→京観世岩井家の歴史
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2013年7月〜9月 コト・琴・箏−日本の長胴絃楽器−
2012年9月〜2013年6月 琵琶と三味線−センター収蔵資料より−

担当:田鍬智志、齋藤尚
2012年4月〜7月
展観「「舞楽」を描く−望月玉川旧蔵〔舞楽図〕を中心として−(第二期)」

担当:三島暁子、齋藤尚
2012年2月1日〜29日
「舞楽を描く―(日本伝統音楽研究センター新収蔵資料)望月玉川旧蔵〔舞楽図〕を中心として―」(第一期:でんおん連続講座2011−G関連)

担当:三島暁子、齋藤尚
2011年9月〜11月
「かっぽれ」の謎を解き、踊る
構成:竹内有一 

幕末以降、日本人に最も親しまれてきた芸能の一つ「かっぽれ」の歴史、そのルーツ、展開と諸相を、各種の資料で繙きます。でんおん連続講座2011-Dに関連。
2011年8月7日〜30日
美術学部オープンキャンパス「講義体験2」関連展示
「図像から音がたちあがる−伝統音楽の世界から−」


担当:藤田隆則、三島暁子
2010年7月〜
SPレコードレーベルに見る 日蓄ーコロムビアの歴史
構成:大西秀紀 
今年(2010年)コロムビアミュージックエンタテインメント(株)は創立100周年を迎えます。その前身である(株)日本蓄音器商会が明治43(1910)年10月1日に創立されて以来、同社は常に日本のレコード業界を牽引してきました。今回の企画展示は、同社のSPレコード時代の、主に邦楽レコードのレーベル意匠の変遷をたどりながら、その歴史を振り返ります。
(展示の内容をwebページで御覧いただけます。)
2009年9月〜
雅楽の楽器
構成:山田智恵子 斉藤尚
雅楽で使用される楽器を、詳しい解説とともに展示しています。
2009年2月〜 でんおん楽器コレクション
構成:山田智恵子
2009年1月〜 寄席高座の音曲芸 活動写真館の起源をめぐって
構成:寺田真由美・今田健太郎
2008年10月〜12月 郷土出版物における音楽書の現在−日本海地域を中心に−
構成:上野正章
2008年9月〜2009年1月 胡弓とその周辺
構成:後藤静夫山田智恵子竹内有一
2008年4月〜8月 センター所蔵の祇園祭画像資料
構成:田井竜一
2008年4月〜9月 謡本入門
構成:藤田隆則
2008年4月〜8月 センター所蔵の祇園祭画像資料
構成: 田井竜一
2008年1〜4月 正本(詞章本)のいろいろ―義太夫節を中心にして―
構成:後藤静夫
2007年10月〜2008年3月 楽器と解説「三味線のいろいろ」
構成:久保田敏子、横山佳世子
2007年9月6日〜2008年1月 昭和の美学書としての『日本音楽の性格』について  
構成: 上野正章
→web版はこちら
2007年6〜9月 音曲の流れと五十音図の変遷
構成:龍城千与枝
→web版はこちら
2007年4〜8月 楽器と解説「琵琶」 
構成:藤田隆則
2006年10月〜2007年3月 “写し魔”田邉尚雄―知を集積する方法―
構成:奥中康人
2006年10月〜2007年3月 日本伝統音楽研究センター所蔵 
田邉コレクションの楽器 

構成:三木俊治
最終更新日:2018/03/15 | 公開日:2007/09/04