日本音楽学会(The Musicological Society of Japan)
西日本支部のウェブサイト 20-21年度
※日本音楽学会関西支部は、2011年4月より「日本音楽学会西日本支部」に改称しました。
Last Updated 2021.06.10 

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西日本支部では、支部通信を年2回発行しています。支部例会の研究発表報告などを掲載しております。支部通信は支部会員以外の方にも公開されております。下のリンクを右クリックして「リンク先のファイルを保存する」をおこなうとダウンロードできます。PDF書類です。

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■日本音楽学会 西日本支部事務所

〒560-8532 大阪府豊中市待兼山町1-5
大阪大学大学院文学研究科音楽学研究室
TEL&FAX: 06-

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■日本音楽学会西日本支部 第52回(通算403回)定例研究会


日  時: 2021年7月10日(土)14:00-
会 場:オンライン(zoomミーティング)
参加を希望する方は、7月8日(木)までに下記のGoogleフォームよりお申し込みください。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScXD5vvDSnGFST-hSQIvBNYNuYiUizndR_SybuGrUoxLMu8xg/viewform
定例研究会担当:西田紘子(九州大学)
司 会:松田聡(大分大学)
内  容

■日本音楽学会西日本支部 第50回(通算401回)定例研究会


日  時: 2020年7月11日(土)14:00-
会 場:オンライン
参加を希望する方は、7月9日(木)までに研究会担当の西田(tonwille[あっとまーく]yahoo.co.jp)までメールをお送りください。ただし、上限に達し次第、締め切らせていただきます。
定例研究会担当:西田紘子(九州大学)
司 会:栗原詩子(西南学院大学)
内  容

■日本音楽学会西日本支部 第46回(通算397回)定例研究会


日  時: 2019年7月13日(土)14:00-
会 場:九州大学大橋キャンパス3号館321教室
アクセス:西鉄「大橋」駅下車 (詳細・地図は、
ホームページhttp://www.kyushu-u.ac.jp/ja/campus/ohashi/ をご参照ください)

定例研究会担当:西田紘子(九州大学)
司 会:松田聡(大分大学)、矢向正人(九州大学)
内  容

    〈研究発表〉
    大久保真利子(九州大学総合研究博物館)
    出口実紀(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター)
    「1930~40年代の日本における民謡の調査と録音  ―国際文化振興会レコードの特徴を中心に―」

    本発表は、国際文化振興会(KBS)が諸外国に日本音楽を紹介するという目的で制作したSPレコード集『日本音楽集』(全5巻、SPレコード60枚)に収められた俚謡(民謡)の特徴を明らかにするものである。1944年に完成した『日本音楽集』における俚謡部分の制 作においては、同レコード集の編集委員のひとりであった町田佳聲(三味線音楽や民謡の研究家、1888-1981)が主導的役割を担ったとされている。そこでまずは、町田が1930年前後からおこなった民謡調査の概要と録音について整理する。そのうえで『日本音楽集』に収録された俚謡(SPレコード12枚、47曲)の曲目、演奏者、録音状態などの分析を通して特徴を導き出す。

    〈ラウンドテーブル〉
    「音楽・日常・メディア」

    本ラウンドテーブルでは、創作実践に関する2つの報告を通して、さまざまなメディアおよびメディア同士の関係を通して発見されうる、日常にひそむ音楽の表現可能性について検討を行う。1つ目は、「折り紙」に含まれる数的パラメータを音楽上の数的パラメー タと対応付け、折り紙を音楽へと変換する方法を探ることで、折り紙を媒体とした音楽の可聴化表現について報告し、「折り紙音楽」特有の特徴抽出を行う。2つ目は、フレキシブル素材による声道模型と電気式人工咽頭を用いた「声」の自作楽器のための作品で、合成音声のみで構成された「ゔぉかりーず(未)」について報告し、声の未開拓の領域を音 楽的側面から探求する。両発表に関するディスカッションを通して、新たなメディアを通して発見可能な音楽表現に向けた課題を展望することを狙いとする。

    ◎報告者:清水久見・西田紘子(九州大学) 吉村帆生・城一裕(九州大学)
    ◎討論者:長津結一郎(九州大学、非会員)
    ◎進行 :矢向正人(九州大学)

■日本音楽学会西日本支部 第45回定例研究会

    ※東洋音楽学会西日本支部 第284回定例研究会 と合同開催


日  時: 2019年5月25日(土)13:00-16:00
会 場:京都市立芸術大学 新研究棟7階 合同研究室1http://www.kcua.ac.jp/
定例研究会担当:齋藤桂(京都市立芸術大学)
内  容

    〈修士論文発表〉
    細野桜子 「新内節の前弾き:その特徴と役割」
    廖婉婷  「京都の祇園囃子と音楽創作における可能性」

    〈第30回 小泉文夫音楽賞受賞記念講演〉
    デイヴィッド・ヒューズ
    「外人が辿った民謡の道50年間 "A Foreigner's 50-Year Journey Through the World of Min’yō"」
    ※講演言語(日本語・英語 ※通訳なし

■日本音楽学会西日本支部特別研究会

日  時 : 2019年4月14日(日)13:30〜17:00
会  場 : 本願寺聞法会館 研修室1(京都市下京区堀川通花屋町上る柿本町600番地1)
アクセス : JR京都駅から市バス9、28、75号系統「西本願寺前」下車 徒歩5分、またはJR京都駅より徒歩20分
地  図 : http://monbou.jp/html/n1c5.html
例会担当 : 能登原由美(大阪音楽大学)
内  容 : シンポジウム

    「戦争/暴力」と人間——美術と音楽が伝えるもの

     第2回 総力戦体制下の芸術

    司会/コメンテーター:
    柿本伸之(広島市立大学・非会員)

    パネリスト:平瀬礼太(愛知県美術館・非会員)
          戸ノ下達也(洋楽文化史研究会・東日本支部)
          井口淳子(大阪音楽大学)

    後援:浄土真宗本願寺派綜合研究所(仏教音楽儀礼研究室)

     頻発するテロや排他的な国家主義の台頭が新たな戦争の脅威をもたらす一方で、日常生活にも様々な形で広がる暴力。こうした、言わば「見えない戦争/暴力」については、芸術がしばしばその存在を露わにしてきた。その一方で、プロパガンダなどに明らかなように、芸術は暴力を「見えなくする」ものでもある。では、21世紀を生き延びるにあたって、私たちは「戦争/暴力」と芸術の関係をどのように捉えれば良いのであろうか。
    昨年9月に原爆の図丸木美術館で行われた1回目のシンポジウムでは、「ヒロシマ」や「ベトナム」、あるいは戦争画の評価と受容などの視点から、テーマ全体に関わる様々な問題提起を行った。2回目となる本シンポジウムでは、15年戦争から敗戦を経て戦後復興期に至る過程に焦点を当て、国家や社会が一丸となった「総力戦体制」が美術界・音楽界に与えた影響についてみていきたい。また、戦時期から戦後への継続・断絶の諸相をも視野に入れることで、現在や今後の社会と芸術のあり方を含めた幅広い議論を展開する予定である。

    参考ウェブサイト:https://onpitsusya.jimdofree.com

■日本音楽学会西日本支部特別研究会

日  時 : 2019年3月16日(土)14:00〜17:00を予定
会  場 : 神戸大学大学院人間発達環境学研究科 鶴甲第二キャンパス C101(当日案内表示があります)
アクセス : JR六甲道駅または阪急六甲駅より神戸市バス36番系統(鶴甲団地または鶴甲2丁目行)、神大人間発達環境学研究科前下車
地  図 : http://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/turukabuto-dai2.html
例会担当 : 大田美佐子(神戸大学)misaohta(あっとまぁく)kobe-u.ac.jp
内  容 : 講演

    冷戦外交と音楽の「ジャポニズム」(概略的な通訳あり)

    W.アンソニー・シェバード

      1952年、占領が終わる頃、日本はアメリカにとって鍵となる同盟国となり、アメリカの作曲家、音楽家、そして民族音楽学者たちにとっても重要な存在となった。日米で国境を越えて起こった数々の音楽の交流は、冷戦期にも特に印象的なものだ。まず、私はそのような米日関係における音楽外交のなかでも、ヘンリー・カウエルとアラン・ホヴァネスのような作曲家における「雅楽」の影響について焦点をあてて話したい。
    1961年の東京での東西音楽対話は、西側の国々が日本に対する関心を刺激するきっかけとなった。この問題について、私は文化自由会議資料館で行った調査をもとに議論する。合衆国では、有名なオリエンタリズムが、アメリカの冷戦戦略と同じ路線で、公衆の感情を左右していた。ジャポニズムの作品における同じような書法とその影響はジャズやハリウッドの音楽にも見られる。ここで例示したいのは、フランツ・ワックスマンの1957年の映画《さよなら》の総譜である。
    最後に、もう少し長い期間にわたる東西音楽の出会いとして、カリフォルニア大学、ロサンジェルス、ウェスレイアン大学での日本音楽の存在について指摘しておきたい。これらの大学や研究所で日本音楽が教えられることによって、ポール・チハラ、ロイス・バーク、リチャード・タイテルバウムに、深いところで影響与えた。冷戦の影響としての音楽のジャポニズムは、今日でも音として響き続けているのである。

    講演者 W. Anthony Sheppard教授について
    現在、Williams College教授で、"Revealing Masks - Exotic Influences and Ritualized Performance in Modernist Music Theatre" (2001, University of California Press)で、数々の受賞に輝く。Series Editor/ AMS Studies in Music (Oxford University Press)でもある。


    "Cold War Diplomacy and Musical Japonsime"

    W. Anthony Sheppard

     At the end of the occupation in 1952, Japan emerged as a key U.S. ally and became a major destination for American composers, musicians, and ethnomusicologists. The number of transnational musical exchanges that occurred between Japan and the West during the Cold War is striking. I will focus on the role of musical diplomacy in U.S.-Japan relations and particularly on the influence of gagaku in works by such composers as Henry Cowell and Alan Hovhaness.

     The 1961 Tokyo East-West Music Encounter further stimulated Western interest in Japanese music. My discussion of this major event is based on my research in the Congress for Cultural Freedom archives. In the U.S., popular Orientalism likewise kept public sentiment in line with American Cold War strategies. Similar techniques and influences appear in works of japonisme in jazz and Hollywood music. This is particularly evident in Franz Waxman's score for the 1957 film Sayonara.

      Finally, I will note the longer term influence of the East-West Music Encounter by pointing to the presence of Japanese music at the University of California, Los Angeles and Wesleyan University. Japanese music instruction at these institutions profoundly influenced composers such as Paul Chihara, Lois Vierk, and Richard Teitelbaum. The reverberations of Cold War musical japonisme remain audible today.





■日本音楽学会西日本支部 第44回(通算395回)例会

(日本ポピュラー音楽学会関西地区2019年度第1回研究例会との合同)
日  時 : 2019年1月19日(土)14:00〜
会  場 : 同志社女子大学今出川キャンパス 純生館 3階 301教室(正門入ってすぐ右に進んで最奥)
アクセス : 京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅下車徒歩5分、京阪電車「出町柳」駅徒歩10分
地  図 : http://www.dwc.doshisha.ac.jp/access/imadegawa/index.html
例会担当 : 仲万美子(同志社女子大学)
内  容 : シンポジウム

    シンポジウム
    音・機械・身体――レコードをめぐるアートの実践

    コーディネーター:
    秋吉康晴(京都精華大学非常勤講師)

    パネリスト:城一裕(九州大学)
    ゲストパネリスト:dj sniff(アジアン・ミーティング・フェスティバル コ・ディレクター)

     デジタル機器が多くのひとにとって生活の一部となっている現在、音楽は不可視のネットワーク上を光速で移動するデータの奔流となって、大気中に充満している。音楽を日常的に楽しむには、オーディオ機器さえもはや必要ではない。インターネットに接続された安価なPCかスマートフォンが一台あれば、十分である。その一方で、レコード(音盤)やカセットテープといった過去のメディアが再評価されつつあるという。ともすれば時代錯誤ともとれるこの現象は、しかし単なる懐古趣味によるものとは限らない。そこには、メディアの物質性が希薄化しつつある状況を背景にして、音楽を奏でる機械の具体性を想起し、ひいてはそれに触れる身体の感覚性を反省する契機が含まれてもいるように思われるからである。
     こうした関心のもと、本シンポジウムで議論の題材として取り上げるのはレコードをめぐるアートの実践である。レコードの時代が終焉した現在だからこそ、レコードとはいったい何なのかを反省しつつ、創作に活用する作家はますます増えている。本シンポジウムではレコードの文化史を研究する秋吉康晴が司会進行を務め、パネリストにデジタル機器を駆使してレコードの定義を刷新してきた城一裕、ゲストパネリストにインプロビゼーションを通じてターンテーブルの演奏性を探求してきたdj sniff氏をお迎えし、レコードによって触発される音と機械と身体のダイナミックな関係性について考えてみたい。





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■MSJ-K ML(日本音楽学会西日本支部のメーリングリスト)

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  • ML運営にあたってはモデレーターを1人置きます。モデレーターは事務手続きや議論を補助するのが役目です。


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