平成23年度 でんおん連続講座G

「絵画史料と文献からさぐる『詩歌管絃』再考−聴こえない音から何が読みとれるのか−」

雅楽は都(みやこ)を象徴する貴族文化の一つとして、「詩歌管絃」の語はあまりにも有名です。「詩歌管絃」といえば『紫式部日記絵詞』の一場面―時の権力者藤原道長が寝殿造りの釣殿に佇み、池に浮かべた管絃の船(龍頭鷁首:りゅうとうげきしゅ)を眺める様を描く―を思い浮かべる方も多いことでしょう。では、「詩歌管絃」とはどのような営みであったでしょうか。あらためて「詩歌管絃」に注目し、よく知られた絵画史料や、雅楽の歴史を知るうえで重要な文献を使いながら、聴こえない音からどんなことが読みとれるのかを考えます。「管絃」=「管弦」ではない点、天皇以下の貴人が楽器を奏した意味など、文化史における雅楽の役割について取り上げる講座です。

講 師 三島暁子(日本伝統音楽研究センター 非常勤講師)
開講日 開講:2月1日(水)〜15日(水)
時 間 :(午前)10:40〜12:10 (午後)13:00〜14:30
※全6回(記載の開講日はすべて水曜日です)
開講日程
2月1日 第1回
(午前)
さまざまな雅楽の史料 
第2回
(午後)
「詩歌管絃」という文化
2月8日 天皇家と雅楽
第3回
(午前)
順徳天皇と『中殿御会絵巻』
第4回
(午後)
三千院御懺法講をさかのぼれば
2月15日 将軍家と雅楽
第5回
(午前)
笙を奏した足利尊氏
第6回
(午後)
舞楽「青海波」をめぐって
会場 京都市立芸術大学 新研究棟7階 合同研究室1
(京都市西京区大枝沓掛町13-6) >>地図
定員 50名(先着順で定員になり次第締切)
受講料 3,000円
申込方法 下記お問い合せフォーム、または京都市立芸術大学 事業推進担当までお電話でお申し込み下さい。
主催 京都市立芸術大学
お問い合わせ 京都市立芸術大学 事業推進担当
電話 075-334-2204 FAX 075-334-2281
>> お問い合わせフォーム
最終更新日:2011/9/6 | 公開日:2011/7/21