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【翻刻凡例】謡伝書の具体的理解と体系的把握に向けて ―「永正元年観世道見在判伝書」の翻刻データ公開 ―

高橋 葉子 編



翻刻凡例

翻刻は原則として原本通りを心がけたが、通読の便宜を考慮し以下の方針に従った。

  1. 異体字・旧字体は、原則として通行字体・新字体に改めた。但し「哥」「云」「咏」「碪」など若干の異体字は原本のままとした。
  2. 変体仮名は通行の仮名に改め、平仮名と片仮名の別は底本の通りとした。但し「ニ」「ハ」「ミ」は片仮名とし、「せ」と「セ」、「つ」と「ツ」の区別は翻刻者が判断した。
  3. 翻刻者の判断で読点を付した。
  4. 原本にある濁点は、漢字に付された濁点を含め、行右に括弧を付さずに表記した。
  5. 原本の振り仮名は、行右に括弧を付さずに記した。
  6. 翻刻者による振り仮名・振り漢字は行右に( )で括って記した。誤字・脱字等不審箇所は行右に(ママ)、衍字と判断し得るものには(衍)と記した。
  7. 難読文字は□とした。
  8. 墨滅箇所は◆とし、明らかな削除と考えられるものは記載を省略した。重ね書きは、明らかな訂正と考えられるものは訂正後の文字のみを採用した。貼紙による訂正その他、注意が必要なものについては当該箇所に( )で括り注記した。
  9. 原本の補筆による挿入文字は〔 〕で括り本文に組み込んだ。
  10. 節付の文字記号(「大」「延」など)は原本に近い位置に組み込んだ。の節博士と文字記号は原本では朱筆だが、入力の都合上朱墨の別を割愛した。但し般の第22・23条については朱墨の別を示した。
  11. 節博士による節付のある箇所には破線を付し、博士の翻刻は省略した。但し第18条、第25条については原本に近い博士を記した。
  12. には区切を示す朱点、条や段落を示す朱の鉤印・△印、その他朱線等があるが有意のものを除き割愛した。
  13. 改行は原則として底本通りとしたが、対校のため独自に改行したところがある。その場合には改行前の文末に読点を付さなかった。
  14. 謡曲文の引用句に「 」を付した。曲名のないものについては、曲名を〈 〉で括り傍記した。
  15. の原本の改丁を半丁ごとに 1オ」 等の形で示した。
  16. 対校の便宜を考え、行間隔や文字間隔等を調整した。
公開:2023年07月20日 最終更新:2024年08月29日

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