京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターは開設15周年を迎えました。元明倫小学校校舎という学びの場でもある京都芸術センターで、多彩なゲストとともに伝統音楽の“身体”と“知”の世界にふみいれてみませんか?
「五感で感じる和の文化事業」 とは
京都市では、 国内の貴重な伝統芸能・文化を発信し、将来に継承するための拠点施設となる「国立京都伝統芸能文化センター(仮称)」の実現を目指し、センター機能として想定する事業を、 「五感で感じる和の文化事業」として先行的に試行しており、 市民の皆さんに京都の伝統的な文化芸術に身近に触れていただく機会を提供しています。
日本の伝統音楽・伝統芸能には、 どのような“知”が隠されているのでしょう?
伝統を伝えるためには、 厳しい身体の修練が大切です。 そして伝統音楽の演奏は身体の動きの流れそのものです。
このシンポジウム+ワークショップでは、 伝統音楽や伝統芸能の身体が「新しい楽しみを与えてくれるもの」「新しい知の領域をきりひらくもの」となり得ることを明らかにします。
それをふまえて、 未来の伝統音楽・伝統芸能の実践・鑑賞・研究は、 どのように関係しあっていくのかを考えます。
公演中の入退場自由/親子参加も歓迎します。
詳しい内容や出演者については以下のページをご覧ください。
>> 伝統音楽の身体にふれる―新しい知に向けて―
人形浄瑠璃文楽は、江戸時代以来大正末期まで、物語の発端から上演する「通し狂言」が基本的上演様式でした。 しかし、 昭和初期以降、見取り方式に切り替えられ、それにより、人から人への伝承を失った曲が多くあります。
今回は、復元するための資料を研究者が整備して、 曲の選定や復元の方法等を実演者と共同して進める試みとして、 文楽の豊竹呂勢大夫師・鶴澤藤蔵師にご協力いただき、 『ひらかな盛衰記』序切「粟津合戦の段」の復曲初演を行います。
詳しい内容や出演者については以下のページをご覧ください。
>> 義太夫節 通し狂言の復曲
平成28年3月2日(水) 15:00〜(14:00開場)
京都芸術センター 講堂
(京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546−2)
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