京都市 五感で感じる和の文化事業
「まなぶ・かんじる・かんがえる 伝統音楽の知に遊ぶ1日」
第二部

日本伝統音楽研究センター第44回公開講座

「義太夫節 通し狂言の復曲」

人形浄瑠璃文楽は、江戸時代以来大正末期まで、物語の発端から上演する「通し狂言」が基本的上演様式でした。 しかし、 昭和初期以降、見取り方式に切り替えられ、それにより、人から人への伝承を失った曲が多くあります。
今回は、復元するための資料を研究者が整備して、 曲の選定や復元の方法等を実演者と共同して進める試みとして、 文楽の豊竹呂勢大夫師・鶴澤藤蔵師にご協力いただき、 『ひらかな盛衰記』序切「粟津合戦の段」の復曲初演を行います。

科学研究費成果報告試演会
この公開講座は、科学研究費助成事業(基盤研究(B)課題番号24320042、
研究代表者 山田智恵子)の成果報告試演会です。

プログラム

■ 座談会 18:00〜18:30

出演

後藤静夫(日本伝統音楽研究センター前所長)

竹内有一(日本伝統音楽研究センター准教授)
神津 武男(早稲田大学演劇博物館招聘研究員)

司会 山田 智恵子(日本伝統音楽研究センター教授)

■ 試演会 18:45〜20:00

『ひらかな盛衰記』序切 「粟津合戦段」復曲初演

出演

浄瑠璃/豊竹 呂勢大夫

三味線/鶴澤 藤蔵

■ アフタートーク 20:05〜20:30

出演

豊竹 呂勢大夫

鶴澤 藤蔵

聞き手 神津 武男
山田 智恵子

● 出演者紹介

豊竹 呂勢大夫 豊竹 呂勢大夫 (とよたけ・ろせたゆう)
文楽技芸員。 1979年四代鶴澤重造に師事、五代竹本南部大夫に入門、竹本南寿大夫と名のる。 1984年国立文楽劇場で初舞台、1985年五代豊竹呂大夫の門下となる。 1988年豊竹呂勢大夫と改名。 2000年八代豊竹嶋大夫の門下となる。 平成12年2月咲くやこの花賞(演劇舞踏)他、 受賞多数。


鶴澤 藤蔵 鶴澤 藤蔵 (つるさわ・とうぞう)
文楽技芸員。 1976年十代竹澤弥七に入門、研究生となり、祖父、鶴澤藤蔵の前名鶴澤清二郎を名のる。 1978年鶴澤清治門下となる。 1983年朝日座で初舞台。 2011年大阪・国立文楽劇場において二代鶴澤藤蔵を襲名。 平成24年6月平成23年度(第68回)日本芸術院賞他、 受賞多数。

日時

平成28年3月2日(水) 18:00〜20:30(予定)

会場

京都芸術センター 講堂
(京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546−2)

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主催

京都市立芸術大学、京都市、京都芸術センター

後援

京都新聞

最終更新日:2016/2/3| 公開日:2016/2/3