江戸時代の文人で、画家として著名な浦上玉堂は、自ら玉堂琴士と 名乗り、画家よりむしろ琴(七弦琴/古琴)の演奏家であると自任していました。そして催馬楽を琴の伴奏で復元し、『玉堂琴譜』を出版しました。
催馬楽は、平安時代に貴族社会で演奏されていた雅楽の一種、歌謡です。その後伝承が途絶えていましたが、江戸時代に復元が試みられました。現在演奏されている催馬楽はそれが元になっているのですが、江戸時代の催馬楽は一朝一夕に完成したものではありませんでした。復元に際してどのような困難があり、それをどのように解決していったのでしょうか。
一方、ほぼ同時代の玉堂は催馬楽をどのように解釈したのでしょうか。玉堂は武士の身分を捨て各地を転々とした後、文人として後半生を京都で過ごしました。玉堂の京都での生活や交流について紹介しつつ、江戸時代に復元された催馬楽と玉堂が復元した催馬楽を、最新の研究によって復元した演奏で比較します。
講演 | 高橋 博已(金城学院大学名誉教授) 遠藤 徹(東京学芸大学教授) 武内 恵美子(日本伝統音楽研究センター准教授) |
制作・司会 | 武内 恵美子(日本伝統音楽研究センター准教授) |
平成29年3月5日(日)
午後2時-午後4時40分(午後1時30分開場)
京都市男女共同参画センター ウィングス京都 イベントホール
(京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262番地)
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2000円
240名(全席自由・要申込、但し定員に余裕がある場合は当日申込も受付けます。)
申込期間 |
平成29年1月23日(月)〜3月2日(木)必着 |
申し込み方法 | はがき、FAX、電子メールのいずれかの方法により、郵便番号、住所、 氏名、電話番号(FAX番号)、「第47回 公開講座」希望と明記のうえ、事務局連携推進課(事業推進担当)までお申し込みください。 ※ 申込多数の場合は抽選とします。 |
申込先 | 京都市立芸術大学 事務局連携推進課(事業推進担当) |
京都市立芸術大学