京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センターでは、日本の伝統的な音楽や芸能、その根底にある文化の構造を研究し、その成果の発表と市民の皆様への還元を目的として、第42回公開講座を下記のとおり開催しますので、お知らせします。
秋田県は「民謡王国」などとも称され、非常に民謡の盛んな地域として知られています。本公開講座で取り上げる「掛唄」は秋田県横手市や美郷町で歌われている掛け合い歌です。江戸時代に起源があるとされるこの歌は、仙北荷方節という民謡の節に即興で歌詞をつけて掛け合う、日本でもとても珍しいものです。この講座では掛唄の背景となる秋田民謡と掛唄の実演、そして研究者や歌い手を交えた議論を通じて、掛唄の独自性の核にある「歌詞の即興」と「掛け合い=相互行為」について捉えなおし、掛唄をふくめた民謡のおもしろさと奥深さを改めて考えます。
上演 | 金澤八幡宮伝統掛唄保存会 |
総合討論 | 島添 貴美子(富山大学)、細馬 宏通(滋賀県立大学) |
企画構成 | 梶丸 岳(日本伝統音楽研究センター特別研究員) |
※2017/5/10追記
講座の様子を一部、説明と動画を加えたページでご紹介しています。
>> 伝音アーカイブズ 「掛唄から見る即興と相互行為」
平成27年10月3日(土) 開場:13時半 開演:14時(終了予定:16時)
京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター(新研究棟7階)合同研究室1
>>アクセス http://www.kcua.ac.jp/access/
無料
60名(予約不要)
京都市立芸術大学 教務学生支援室(事業推進担当)
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