日本伝統音楽研究センターでは、外部の研究者をお招きして、センター所長と研究対談を行う「所長対談」をたびたび実施し、その内容は年一回 発行される『所報』に余すところなく収録されてきました。2013年以降は『日本伝統音楽研究(紀要)』に収録しています。
なお、この対談を収録している『所報』および『日本伝統音楽研究(紀要)』は本学にて無料で配布すると同時に、ホームページ上でも公開しています。
対談の内容は、日本伝統音楽の研究を志すスタッフ一同にとりまして、かけがえのない指標となるばかりでなく、広く学界や一般市民の皆さまにとりましても、日本伝統音楽やその研究活動についてわかりやすく理解していただける、興味を深めていただける話題にあふれています。
ぜひ一読いただいて、日本伝統音楽を研究することの意義やその方法、目的とするものについて、我々スタッフと一緒にお考えいただければと念じています。
主な話題:
1.徳丸先生の音楽人生と音楽学のキャリアについて
2.音楽学と日本音楽と民族音楽の関係について
3.国際的視野で見た日本音楽
4.日本伝統音楽の将来について。質疑応答
主な話題:
雑誌『上方』の思い出から雑誌『上方』の思い出から―天牛書店、南木芳太郎―/蔵書のルーツを知る意義―古書入札会年譜、中之島図書館、住友家―/子供の遊びと歌、戦前の大阪の「記憶」/子供も魅了した津太夫/上方歌舞伎と鴈治郎/大阪の文化、歌舞伎・文楽への期待
主な話題:
「ビクター」から「日本」へ/レコード制作を振り返って/アコースティックな響きを録る/レコード業界の現状と課題/文化庁・関係機関との連携/「伝統」を見つめ直す/革新と古典回帰
主な話題:
調査することから学ぶ/感性を磨く/何をどう研究するか/伝統と熱狂・ 感動、民衆の芸能と共同体/伝統とは何か
主な話題:
アメリカの大学/上方と江戸の歌舞伎/パフォーマンスの翻訳/日本人の教養/悲劇論/対象を見る視点
主な話題:
芸能の一環としての音楽研究/音楽と体の動き/学校の音楽教育と音楽芸能/日本の発声法/身体動作の科学と古層/作り歌のすすめ
主な話題:
大枝・沓掛のルーツ/桂川周辺の神仏・氏族/古代国家と芸能、「礼」と「楽」/芸能の時間と空間/「生きた歴史」を目指して
主な話題:
伝音と日文研/廃仏毀釈/怨霊とアイヌの信仰/スーパー歌舞伎/新作狂言ムツゴロウ/石笛と縄文文化/仏教音楽へのアプローチ
主な話題:
日本音楽との出会い/音楽美学への志向/邦楽科設置の周辺/NHKでの仕事/海外の研究者との交流
主な話題:
異色の学長/大学の役割/日本の大学の原点/近代の日本の大学/日本に おける音楽の高等教育/大学の研究所/教育と研究
主な話題:
伝統を考える、現代に生きる子どもの歌、日本人の舶来願望、日本・ ヨーロッパにおける伝統、日本伝統音楽と色気、日本伝統音楽と教育