2014/12/4
今年も顔見世の季節がやってきました。今年は、7年ぶりに松本幸四郎が出演するのも、みどころのひとつとか。
さて、今回は顔見世に合わせて、歌舞伎月刊誌『演劇界』を取り上げます。1907(明治40)年に創刊された『演劇画報』を母体として、1943(昭和18)年に『演劇界』1巻1号が発売されました。その後、休刊した時期もありますが、今日まで脈々と続いています。今でこそ、歌舞伎を中心にした雑誌ですが、初期の頃は演劇全般に目を向けています。『演劇界』の動きを追えば、戦時中から現在までの歌舞伎の様子が垣間見えるかもしれません。
なお、展示しているのは増刊号です。伝音では、欠号もありますが、初期の頃から現在に至るまで、『演劇界』のバックナンバーを多数所蔵しておりますので、どうぞ御利用ください。