平成30年2月11日日曜日
時田アリソン所長の長年の研究テーマである「語り物」※は、平家物語、浄瑠璃、民俗芸能のゴゼ歌、そして明治時代に誕生した浪花節に代表されるものです。本講座はその芸能の社会的意義と価値を検討し、日伊両国の事例等を踏まえた国際的視野に立った講演の他、常磐津節と浪花節の演奏も行い、日本独自の語り物の特徴の理解を深める試みです。
※ 「語り物」色々なフシに乗せながら、ストーリーを音楽的に語る芸能のこと。
フランシス・ビッジ Francis Biggi ミラノ大学、シエナ大学で中世史の博士課程修了後バーゼルのスコラカントルムで中世音楽の博士課程を修了。 中世・ルネサンス音楽の解釈と演奏法研究の第一人者。国内外の様々な研究者や音楽家とのコラボレーションをする結果、 数多くのCDを発表。 古楽やイタリア民族音楽を扱ったドキュメンタリープログラム等にも出演、 またその関係の論文も数々執筆している。 現在ジュネーブ高等音楽院古楽部の学部長。 中世・ルネサンス音楽の演奏法を指導する。 |
時田 アリソン Alison Tokita 豪州・メルボルン生まれ。 メルボルン大学を卒業後、パリ大学、東京藝術大学に留学し、1989年にモナシュ大学(日本研究学科)博士号。 同大学日本研究センター所長、東京工業大学外国語研究教育センター教授などを経て、 2014年京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター所長に就任。 著書Japanese Singers of Tales:Ten Centuries of Performed Narrative(『日本の「物語の歌い手たち」上演される語り物の千年の流れ』2015年)により第33回田邉尚雄賞受賞、平成28年度京都新聞大賞(文化学術賞)、 第28回小泉文夫音楽賞受賞。 |
演奏者 |
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常磐津 小文字太夫 〈浄瑠璃〉 Tokiwazu Komojidayu 1988年に父の9世常磐津文字太夫(常磐津家元)に入門。 6世小文太夫を襲名後、2013年より現名(12世)。 歌舞伎公演、演奏会のほか、海外での啓蒙活動にも意欲的に取り組む。 2016年清栄会奨励賞(伝承者部門)。慶應義塾横浜初等部非常勤講師。常磐津 都㐂蔵 〈三味線〉Tokiwazu Tokizô 1946年に父の常磐津文之助に入門、翌年初舞台。1955年に都?太夫を許名、三味線方になり1961年より現名。稀曲を継承する常磐津都?蔵研究会を25回主催し、文化庁芸術祭優秀賞。重要無形文化財保持者(総合認定)。(一社)関西常磐津協会理事長。玉川 奈々福 〈浪曲師〉 常磐津 若音太夫 〈浄瑠璃〉 常磐津 都史 〈三味線〉 沢村 さくら 〈曲師〉 |
平成30年2月11日(日)
午後1時30分開演 (午後1時開場)
京都市男女共同参画センター ウィングス京都
(京都市 中京区東洞院通六角下る御射山町262)
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1,000円 当日受付にて頂戴いたします。
全席自由・要申込
申込期間 |
平成30年1月11日(木)~2月7日(水)〈必着〉 |
申し込み方法 | はがき、FAX、電子メールのいずれかの方法により、郵便番号、住所、 氏名、電話番号(FAX番号)、「第51回 公開講座」希望と明記のうえ、連携推進課(事業・広報担当)までお申し込みください。 ※ 申込多数の場合は抽選とします。 |
申込先 | 京都市立 連携推進課(事業・広報担当) (問い合わせ) 〒610-1197 京都市西京区大枝沓掛町13-6 〔電話〕 075-334-2204 ※午前8時30分~午後5時15分(平日のみ) 〔FAX〕 075―334-2281 〔電子メール〕 問い合わせフォーム |
京都市立芸術大学
公開:2018年02月11日 最終更新:2019年10月31日
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