平成27年4月6日〜8月13日
『郷土研究 上方』は昭和6年(1931)1月から昭和19(1944)年4月まで刊行された雑誌です。大阪を中心とした上方の風俗・習慣・文芸・芸能などさまざまなジャンルの論考を掲載しており、上方文化を知る上での必読の書ともいえます。
『郷土研究 上方』は編集者の南木芳太郎の情熱により刊行されていました。その内容はもちろんのこと、表紙にまでこだわりが感じられます。表紙は主に大阪の祭礼や神社仏閣、風景などが木版画で描かれているのですが、それは印刷ではなく木版画そのものを1枚ずつ貼り付けたものになっています。今回はこの表紙をすべてご覧いただきます。そのうち芸能に関するものなど、一部をピックアップして紹介いたします。
今回展示する『郷土研究 上方』は当センターの前所長、後藤静夫名誉教授より全号を御寄贈いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
公開: 2015年04月01日 最終更新: 2018年03月23日
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