平成26年10月2日〜平成27年3月19日
音楽や音曲には決まったかたちがあります。そのかたちを的確に伝えていくための中心になるのは、口移しによる伝承ですが、日本の伝統音楽では、伝承の補助として、音のかたちを表わす空間的な図形が用いられてきました。ここでは、仏教の声明の楽譜、能の謡の譜である謡本、義太夫節の床本と三味線の稽古本、筑前琵琶の楽譜を展示します。
一方、五線譜などの規範的な楽譜を発達させてきた西洋音楽の世界では、二十世紀になって、五線譜以外の様々な記譜法が試みられるようになりました。ここでは、アメリカの作曲家、ジョン・ケージと日本の作曲家、武満徹の図形楽譜をとりあげて、解説します。
本展示ではスマートフォン等wi-fi対応機器で見られる、展示をさらに楽しめるコンテンツを用意していますので、是非ご利用ください。機器をお持ちでない方は、貸出機器がありますので、6階閲覧室にお尋ねください。
公開: 2014年10月02日 最終更新: 2018年04月02日
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