令和6年2月21日、2月28日、3月6日、3月14日、3月27日(全5回)
講師:
恵阪 悟 (帝塚山大学専任講師/能楽研究)、 樹下 文隆 (神戸女子大学教授/日本文学)、長田 あかね (神戸女子大学古典芸能研究センター非常勤研究員/能楽史)、沖本 幸子 (東京大学教授/中世芸能研究)、大谷 節子 (成城大学教授/国文学)
日本伝統音楽研究センターでは、移転記念事業のひとつとして行う「祝賀能〈翁〉付〈高砂〉」(5月3日開催予定)の鑑賞に向けた事前講座を、2期にわたって開催します。
〈翁〉付〈高砂〉そして能楽に込められた祝言・祝賀性について理解を深めるための専門性の高い講座です。
皆様のご参加をお待ちしております。
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【後編】「〈翁〉付〈高砂〉の舞台・演技・演出」
日時| 2024年2月21日(水曜日)18:30〜20:00
講師| 恵阪 悟 (帝塚山大学専任講師/能楽研究)
「開口」とは脇能の冒頭に行われる演式で、ワキ方が祝詞を独吟する特殊な演出のことをいいます。
その来歴について、一つの可能性を考えてみます。
日時| 2024年2月28日(水曜日)18:30〜20:00
講師| 樹下 文隆 (神戸女子大学教授/日本文学)
本願寺は、近代まで能楽の重要な庇護者でもありました。
本願寺に残る能楽遺産、本願寺及び真宗寺院での本願寺坊官や僧侶の演能活動、翁や神能上演の有無などに焦点を当ててお話しします。
日時| 2024年3月6日(水曜日)18:30〜20:00
講師| 長田 あかね (神戸女子大学古典芸能研究センター非常勤研究員/能楽史)
狂言風流は〈翁〉の中で、狂言方によって行なわれる特殊な演出です。
そのユニークな演技と歴史的背景について解説します。
日時| 2024年3月14日(木曜日)18:30〜20:00
講師| 沖本 幸子 (東京大学教授/中世芸能研究)
〈翁〉は、能楽の中でも特殊な位置にあって、多彩な魅力を放つ芸能です。
〈翁〉の古態を探りながら、その魅力に迫ります。
日時| 2024年3月27日(水曜日)18:30〜20:00
講師| 大谷 節子 (成城大学教授/国文学)
仲睦まじく齢を重ねた夫婦という具体相を添えて造型された能〈高砂〉は、長きに亘って謡い継がれ、
最も親しまれる祝言の能です。能〈高砂〉の読解を通して、祝言の本質を考えます。
企画| 藤田 隆則(日本伝統音楽研究センター教授)
公開: 2025年01月23日
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