平成24年2月1日水曜日~2月15日水曜日(毎回水曜日・全6回)
講師:
三島暁子
雅楽は都(みやこ)を象徴する貴族文化の一つとして、「詩歌管絃」の語はあまりにも有名です。「詩歌管絃」といえば『紫式部日記絵詞』の一場面―時の権力者藤原道長が寝殿造りの釣殿に佇み、池に浮かべた管絃の船(龍頭鷁首:りゅうとうげきしゅ)を眺める様を描く―を思い浮かべる方も多いことでしょう。では、「詩歌管絃」とはどのような営みであったでしょうか。あらためて「詩歌管絃」に注目し、よく知られた絵画史料や、雅楽の歴史を知るうえで重要な文献を使いながら、聴こえない音からどんなことが読みとれるのかを考えます。「管絃」=「管弦」ではない点、天皇以下の貴人が楽器を奏した意味など、文化史における雅楽の役割について取り上げる講座です。
開講日程 |
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公開: 2011年07月21日 最終更新: 2018年03月22日
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