平成22年10月6日水曜日~11月10日水曜日(毎回水曜日・全5回)
講師:
齋藤 桂
大正から昭和にかけて「新民謡」と呼ばれるジャンルの音楽が非常に流行しました。今日《ちゃっきり節》や《東京音頭》といった楽曲をその代表として思い浮かべる方も多いことと思います。しかし近代日本の音楽史・文学史をみると、流行歌・芸術歌曲・詩など、あまりにもたくさんのものが新民謡と呼ばれており、統一した定義を与えるのが不可能とすら思えます。そのため、改めて新民謡とはどんなジャンルだったのか、と考えてみると、なかなかこたえるのが難しいものでもあります。しかしその雑多な状態は、当時の人々が「新しさ」とは何だろうか、「民謡」とは何だろうか、という問題に頭を悩ませて、様々に答えを出した結果であるともいえるでしょう。
開講日程 |
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公開: 2010年03月10日 最終更新: 2018年03月22日
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