平成21年4月8日水曜日~7月22日水曜日(全8回)
講師:
竹内有一
南座の顔見世や都をどり等を見に行くと、魅力的な三味線音楽に出会います。歌詞が難解だから親しみにくいと思ってしまうのは間違いです。近世の人々が気軽に読み眺めた、うたや浄瑠璃の詞章本・浄瑠璃本、番付、錦絵等のオリジナル史料を解読し、その背景を踏まえながら、三味線音楽の成り立ちやあり方について考えてみましょう。
講義は毎回、1)教科書の講読と解説、2)史料の解読実習、で進めます。後者は詞章本の変体がなの解読を中心に行いますが、初めてのかたでも大丈夫です。解読した詞章を声に出したり、ビデオ等を用いた鑑賞も行います。
なお、自由参加のオプショナルツアーとして、歌舞伎または舞踊の鑑賞会(費用は別途各自負担)を1~2回行う予定です。
開講日程 |
*変体がなの解読実習に用いる曲目例: 上方歌「京の四季」「ゆかりの月」、歌舞伎音楽「うつぼ猿」「将門」「流星」「勧進帳」など |
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教科書 | 竹内有一編『詞章本の世界-近世のうた本・浄瑠璃本の出版事情-』 京都市立芸術大学(2008年)/ 700円 (会場にて頒布予定) |
公開: 2009年02月16日 最終更新: 2018年03月22日
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