京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター

 
日本伝統音楽研究センター > 研究活動 > プロジェクト > 能の音曲伝書の実践的な解釈ー謡鏡を読む

プロジェクト

2022年度 プロジェクト研究
能の音曲伝書の実践的な解釈ー謡鏡を読む

研究代表者名

藤田 隆則  Takanori Fujita

共同研究者名

上野 正章(本学客員研究員)
恵阪 悟(帝塚山大学)
鎌田 紗弓(東京国立文化財研究所)
近藤 静乃(東京藝術大学)
柴 佳世乃(千葉大学)
高橋 葉子(本学客員研究員)
田草川 みずき(千葉大学)
長田 あかね(神戸女子大学)
丹羽 幸江(本学客員研究員)
坂東 愛子
吉岡 倫裕

研究の趣旨(目的・意義・特色など)

能楽伝書の研究は、従来、国文学者を中心にして行われてきたが、内容は「文学」ではなく「音楽・音曲」である。その内容を読み解くためには、声明や雅楽など、能楽に先行する音楽史的な知識や、能楽の成立以降に生成・発展した劇場音楽などの音楽史的な知識をも、寄せ集めることが必要である。さらに、実践家の口頭伝承の中で蓄積されてきた実践的な知識、あるいは国や地域をこえた音楽伝承間の比較も、その読み解きに光を与えうる。

本研究では、国文学者による長い校訂の歴史をへた上で刊行されている能楽伝書を、さまざまな音楽実践を参照しながら、大胆に解釈(現代語訳)して、世に問うことを目指す。

成果の公開方法

ウェブサイト上での公開。

備考

具体的に解読する対象は、「謡鏡」という書物である。「謡鏡」の解読は、前回のプロジェクト研究(音曲技法書(伝書)の総合的研究 )において、2020年度から、そのメンバーの一部によって開始された研究であるが、今回は、それだけを独立させて、あと2年、継続することとした。したがって、全体のメンバーを、その研究に主にかかわっているメンバーだけにしぼり、迅速な成果発表が可能となる体制をとった。必要におうじて、研究者をゲストスピーカーとしてお迎えする。
2022年度は、原則オンライン開催とする。2023年度は、様子をみて考えなおす。

公開:2022年04月21日 最終更新:2022年06月29日

京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター

600-8601 京都市下京区下之町57-1 京都市立芸術大学
TEL  075-585-2006 FAX 075-585-2019 共創テラス・連携推進課

©Research Institute for Japanese Traditional Music, Kyoto City University of Arts.

ページ先頭へ