京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター

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プロジェクト

2019年度 プロジェクト研究
儒教と文人の世界観に展開する「楽」思想の諸相研究

研究代表者名

武内 恵美子  Emiko Takenouchi

共同研究者名

明木茂夫(中京大学 教授)
遠藤徹(東京学芸大学、教授)
小林龍彦(前橋工科大学 名誉教授)
小島康敬(国際基督教大学 教授)
高橋博巳(金城学院大学 名誉教授)
平木實(天理大学 元教授)
南谷美保(四天王寺大学、教授)
平間充子(桐朋音楽大学、兼任講師)
山寺美紀子(國學院大學北海道短期大学部、兼任講師)
渡辺信一郎(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター 所長)
趙維平(上海音楽学院 教授)
唐権(華東師範大学外国語学院、助教授)

研究の趣旨(目的・意義・特色など)

本研究は、平成25年度から4年間かけて行ってきた共同研究「近世日本における儒学の楽思想に関する思想史・文化史・音楽学的アプローチ」の成果を踏まえ、更に展開させるものである。
儒教は古代中国に端を発し、東アジア全体に波及し多大な影響を及ぼした思想、宗教である。その中心的役割の一軸として「楽」思想があるが、楽思想は単に音楽の思想にとどまらず、政治、文学、歴史、数学、天文学と関連し、また儒学を超えた、文人世界の形成にも大きく影響を及ぼした。
日本にもその影響は及び、古代から近世にかけて、研究・普及がなされてきた。また、江戸時代には、文人的概念が定着し、日本に於いても独自の世界観が成立、展開した。これら楽思想を通して展開した文化に共通する、普遍的な世界観を、様々な角度から見出し、東アジア世界との対比も含めた文化の諸相を多角的に見出すことを目的とする。
この種の研究は近年ようやく行われるようになってきたが、分野を超えた交流はなかなか実現できない。共同研究の形態で、思想史、文化史、音楽学、歴史学、数学史など、学際的に1つの話題を議論する場を提供し、それぞれの分野の認識を深めつつ、ジャンルを超えた文化の概念を探ることが本研究の意義であり特徴である。

成果の公開方法

研究期間終了後に出版物として成果報告を刊行する予定、
その他、適宜学会等でシンポジウム等を行い成果報告をする。

公開:2019年10月03日 

京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター

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