京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター

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研究活動

2009年度 共同研究
胡弓の受容と現在

研究代表者名

竹内 有一  Yuuichi_takeuchi

共同研究者名

井口はる菜(滋賀大学非常勤講師)、上野暁子(大阪大学博士後期課程)、加納マリ(武蔵野音楽大学講師)、神戸愉樹美(国立音楽大学講師)、笠原(菊信木)洋子(當道音楽会)、久保田敏子、後藤静夫、野川美穂子(東京芸術大学講師)、山田智恵子

研究の趣旨(目的・意義・特色など)

2008 年度共同研究「胡弓の源流と受容―東西交渉の視点を中心に―」を振り返り、積み残したいくつかの課題についての研究と、元禄期以降の受容についての歴史的研究(文献、絵画)を行う。現在の伝承との接点も視野に入れる。また、昨年度共同研究の成果のとりまとめの作業も行う。なお、両年度胡弓関係共同研究の成果は、センター紀要およびwebの伝音アーカイブズ等を活用して公開およびその準備を進めている。

成果の公開方法

備考

活動記録



●第1回

日時:2009 年6 月17 日(水)14:00-17:00

場所:合同研究室1

テーマ:「研究の目的と課題― 2008 年度共同研究をふりかえって―」

(1)今年度の課題について(竹内・加納)

(2)研究報告:神戸「胡弓とrabeca ―ソフトとしてのキリシタン起源説」

(3)研究短信・情報交換:『便船集』(1669 跋刊、俳諧の語彙集)にみえる「小弓」「和琴」など、『紫の一本』の胡弓の記述について、ラベイカに「羅面琴」なる漢字をあてたのは誰か?

地歌曲にみえる「さんたまりあ」等の詞章について

●第2回

日時:2009 年8 月5 日(水)10:00-20:00

場所:805研究室ほか

テーマ:「年表のデータ作成作業」

加納・神戸・竹内

●第3回

日時:2009 年9 月9 日(水)14:00-17:00

場所:合同研究室1

テーマ:1研究発表「図像資料に見る三曲合奏」野川

テーマ:2「2008年度共同研究の成果公開の準備状況について

―年表データの編集作業の進捗

東洋音楽学会大会2009 沖縄で報告すること―」加納・神戸・竹内

●第4回

日時:2009 年11 月22 日(日)15:00-20:00

場所:国立文楽劇場会議室ほか

テーマ:1「文楽の胡弓」ゲストスピーカー:鶴澤燕三

コーディネイター:後藤

テーマ:2「キリシタン文書の検校関係記事を読む」神戸

●第5回

日時:2009 年12 月25 日(金)13:00-20:00

場所:大阪市中央区大手前集会所ほか

テーマ:「胡弓の伝承と現在―菊津木昭氏にきく―」

芸談:菊津木昭(ゲストスピーカー、胡弓演奏家)

コーディネイター:井口・笠原

●第6回

日時:2010 年1 月28 日(木)、10:00 ~ 20:00

場所:合同研究室2ほか

テーマ:1「『胡弓に関する年表― 16 ~ 17 世紀―』(仮称)の原稿の検討作業」全員

テーマ:2
講演「キリシタン関係文書について―琵琶法師についての記載事例など―」

五野井隆史(ゲストスピーカー、東京大学名誉教授)

●第7回

日時:2010 年3 月8 日11:00-20:00、9 日10:00-20:00

場所:合同研究室2

テーマ:1「『胡弓に関する年表― 16 ~ 17 世紀―』(仮称)の原稿の検討作業」全員

テーマ:2「17 世紀の胡弓描画から読み取れる音楽的情報」

プレゼンテーター:加納

コメンテーター:徳丸吉彦(ゲストスピーカー、聖徳大学教授)・野川

テーマ:3「天正狂言本と御伽草紙にみられる『こきふ』について」

上野

公開:2009年08月03日 最終更新:2018年03月26日

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