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でんおん連続講座

平成25年度 でんおん連続講座B
丸本で読む義太夫節

平成25年5月8日水曜日~7月10日水曜日(期間内の毎週水曜日・計10回)

講師:
後藤静夫

人形浄瑠璃文楽で演奏される「義太夫節」は、劇場音楽としてすばらしい表現力を発揮し、現代の鑑賞者を感動させてくれます。
その感動は、台本である浄瑠璃作品が優れている事が前提になっています。「義太夫節」の台本は「丸本」と呼ばれ、読み物としても広く流通・享受されていました。木版刷りの丸本は一見難しそうですが、少し慣れれば案外と読みやすいものです。スケールの大きな、しっかりとしたストーリーが、独特で洗練された文体で表された作品は、読み進んでいくと引き込まれ、次の展開を知りたくなっていく楽しみが味わえると思います。
文楽や義太夫節の概略や構造を学んだ上で、自らの失態のため、主君仇討ちの仲間にも加われぬ上、舅殺しの罪までおかしたと思い込み、切腹して果てる勘平の絶望を描く「仮名手本忠臣蔵・六段目勘平腹切りの段」を原文で読んでみましょう。活字翻刻を参照しながら、変体仮名の読み方も学んでみましょう。

開講日程
5月 8日 「仮名手本忠臣蔵」と勘平腹切について
15日 丸本を読む 1
22日 丸本を読む 2
29日 丸本を読む 3
6月 5日 丸本を読む 4
12日 丸本を読む 5
19日 丸本を読む 6
26日 丸本を読む 7
7月 3日 丸本を読む 8
10日 DVD「勘平腹切りの段」を見る
開催日
平成25年5月8日水曜日~7月10日水曜日(期間内の毎週水曜日・計10回)
時間
午後2時40分~午後4時10分
講師
後藤静夫
会場
京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター
合同研究室1(新研究棟7階)
定員
50名
申し込み
必要
参加費
5,000円
問い合わせ先
京都市立芸術大学 教務学生支援室 事業推進担当
電話075-334-2204
問い合わせフォーム

公開: 2013年03月06日   最終更新: 2018年03月25日

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