平成22年4月21日水曜日~7月21日水曜日(全10回)
講師:
後藤静夫
人形浄瑠璃文楽で演奏される「義太夫節」は、劇場音楽としてすばらしい表現力を有し、現代の鑑賞者を感動させてくれます。 その感動は、台本である浄瑠璃作品が優れていることが前提となっています。 「義太夫節」の台本は「丸本」と呼ばれ、読みものとしても広く流通・享受されてまいりました。木版刷りの丸本は一見難しそうですが、少し慣れれば案外と読みやすいものです。 スケールの大きな、しっかりとしたストーリーが独特で洗練された文体で評された作品は、読み進んでいくと引き込まれ、次の展開を知りたくなっていく楽しみが味わえると思います。 さらに、文楽や義太夫節の概略や構造を学んだ上で、菅原道真を巡る庶民の親子・夫婦・兄弟の愛情を格調高く描く「菅原伝授手習鑑・三段目桜丸切腹の段」を原文で読んでみましょう。また、活字翻刻を参照しながら変体仮名の読み方も学んでみましょう。
開講日程 |
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公開: 2010年03月10日 最終更新: 2018年03月21日
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