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公開講座・シンポジウム

第49回公開講座
地方に息づく京都祇園祭の芸能─遠州森町山名神社の舞もの─

2017/09/17


八初児(やつはち)

鶴(つる)

龍(りょう)

蟷螂(とうろう)

内容

こんにち、京都祇園祭の稚児といえばもっぱら儀礼的行事にのみ参与しますが、中世の祇園祭は稚児が大活躍!稚児の曲芸が呼び物の一つでした。
静岡県周智郡森町飯田の山名神社天王祭(祇園祭)。当地の稚児の舞「舞もの」は、中世京都の祇園祭の姿を今に伝えるもので、室町時代中期の明応5年(1496)に摂津・四天王寺から伝えられたものと言い伝えられています。舞楽というよりは舞楽や能の要素を取り入れた風流の舞で、京都祇園祭の中世的芸能要素を持った舞といえます。鶴やカマキリなど動物のかぶり物の舞、柱に逆さによじのぼるアクロバティック芸や無言劇的要素もとりいれた舞など、あの手この手で祭りを訪れる人々の目を楽しませます。毎年7月中旬の土日に行われる祭りの2日間、神社境内舞殿にて演じられます。また、祭には豪華な屋台8台の引き回しも行われたいへん賑わいます。
本場京都祇園祭ではみることができなくなって久しい稚児の曲芸、また威勢の良い屋台囃子をたっぷりご堪能ください。皆様のご来場をお待ちしております。

出演 山名神社天王祭舞楽保存会のみなさん
屋台囃子のみなさん
講演 加藤雄一(森町教育委員会社会教育課文化振興係)
北島惠介(森町教育委員会社会教育課技官)
藤川桐人(大学院音楽研究科修士課程日本音楽研究専攻)
企画・司会 田鍬智志(日本伝統音楽研究センター准教授)

日時

平成29年9月17日(日)
午後12時30分~16時(正午開場)

会場

京都市男女共同参画センター ウィングス京都
(京都市 中京区東洞院通六角下る御射山町262)
 
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受講料

一般:1000円

定員

200名(全席自由)

お申込み方法

当日窓口で直接受講料をお支払いください。
申込先 京都市立 連携推進課(事業・広報担当)
(問い合わせ)
〒610-1197 京都市西京区大枝沓掛町13-6
〔電話〕
075-334-2204
※午前8時30分~午後5時15分(平日のみ)
〔FAX〕
075―334-2281
〔電子メール〕
public@kcua.ac.jp
問い合わせフォーム

主催

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター

共催

山名神社天王祭舞楽保存会・森町教育委員会

公開:2017年07月27日  最終更新:2020年01月23日

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