プロジェクト
2021年度
プロジェクト研究
音曲技法書（伝書）の総合的研究
研究代表者名
藤田 隆則 Takanori Fujita
共同研究者名
朝原 広基（三田屋）
安納 真理子（東京工業大学）
上野 正章（近代音楽研究者）
恵阪 悟（帝塚山大学）
大谷 節子（成城大学）
大山 範子（神戸女子大学）
沖本 幸子（東京大学）
鎌田 紗弓（東京文化財研究所）
近藤（青木）静乃（東京藝術大学）
柴 佳世乃（千葉大学）
柴田（荒川）真希（福岡市役所）
薗田 郁（京都市立芸術大学）
高桑 いづみ（東京文化財研究所）
高橋 葉子（京都市立芸術大学）
田草川 みずき（千葉大学）
田中 敏文（金剛流）
玉村（浅野）恭（上越教育大学）
中尾 薫（大阪大学）
中嶋 謙昌（灘高校）
長田 あかね（神戸女子大学）
永原 順子（大阪大学）
丹羽 幸江（京都市立芸術大学）
PELLECCHIA Diego（京都産業大学）
板東 愛子（武蔵野大学）
森田 都紀（京都造形芸術大学）
横山 太郎（立教大学）
吉岡 倫裕
研究の趣旨（目的・意義・特色など）
日本伝統音楽の中でも、声の音楽（音曲）については研究が遅れている。それは、声の音楽が、音の長さと高さという要素を中心にして記述しにくいことにも原因がある。音曲の技術書（伝書）の多くは、音の長さと高さの規則に言及するより前に、発音、発声法、呼吸法、装飾法、宇宙観など、いわゆる「音楽以外」の要素におおく言及する。
本研究会は、仏教や神道などの宗教儀礼、能や平家などの中世芸能、義太夫節などの近世芸能における音曲技術書（伝書）研究を、主な研究対象とする。それぞれの種目を専門に研究してきた研究者が、種目をこえて集い、専門とする技術書を紹介しあうことによって、種目間の類似性と差異を了解しあうことが目的となる。
研究会は、音曲伝書の内容紹介を中心とし、記譜法や、教授方法にもおよぶ。また、専門部会をつくって、能のウェブサイトの作成に向けての議論と作業、さらに、謡の音曲伝書の現代語訳作業をおこなう。
成果の公開方法
- 出版物の作成：紀要への投稿 令和4年6月（予定）
- ウェブサイトの完成（羽衣全曲、楽譜付き）とシンポジウム 令和4年3月（予定）
- 語り物の立体化のDVDの作成 令和3年3月31日（出版済み）
研究活動
