京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター

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研究活動

2020年度 共同研究
雅楽および関連芸能の歴史的音楽動作様式をさぐる
~多様な解釈の可能性~

研究代表者名

田鍬智志  Satoshi Takuwa

共同研究者名

今 由佳里  鹿児島大学教育学部准教授
中尾 薫   大阪大学大学院文学研究科准教授
平野 みゆき 金蘭千里高等学校中学校社会科教諭
上野 正章  京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター研究会研究員
増田 真結  京都教育大学教育学部専任講師・京都市立芸術大学音楽学部非常勤講師
ジョライ アンドレア GIOLAI Andrea  ライデン大学人文学部日本学科助教
報告書特別寄稿者
家塚智子   宇治市源氏物語ミュージアム学芸員
*演奏・演舞能力のある者をゲスト招聘する場合もある。

研究の趣旨(目的・意義・特色など)

雅楽において楽譜・舞譜は、古今それぞれの時代に撰述がなされ、少なからず伝存しています。これまで多くの研究者によって、雅楽古譜の解読がなされ、そして音源化されてきました。再現・演奏され録音された音楽は、あたかも真実であるかのような印象をあたえます。しかし、備忘的・簡易的記譜法で記された楽譜史料は、解釈如何によって、そこから様々な音楽・舞踊が立ち現れうるものです。当研究会では、メンバー夫々が対象とする音楽・芸能に対し(唯一の解釈に収斂させてしまうのではなく)さまざまなアプローチにより、さまざまな解釈を提示しあって、さまざまな再現・復興の可能性を追求したいとおもいます。2020年度は最終年度として成果物刊行にむけて編集作業をおこなう。

各研究員のテーマ(仮題)

  • 今  伊勢神宮鳥名子舞の復活いざなぎ流神楽の地域伝承教育活動
  • 中尾 能と雅楽の接点を考える
  • 平野  《甘州》と《早甘州》の謎~江戸時代天王寺方の動向と中世楽書の検討~
  • 上野 近現代における雅楽独習本の普及と効果
  • 田鍬 舞譜『掌中要録』にもとづく平安末・鎌倉期の舞楽左方舞の再現~甘州~順次往生講式/管絃講の信仰と音楽をふたたび
  • 増田 平安末・鎌倉期の催馬楽の歌唱法と和琴の唐楽曲奏法の推定琴歌譜の再現
  • ジョライ 雅楽古譜解読研究・新作創作活動の歴史と諸問題
  • 家塚 職人歌合にみる音楽表現

成果の公開方法

最終的には冊子と付属DVD・CDなどによる成果公表(2020年度内予定)。

備考

公開:2020年06月01日 

京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター

600-8601 京都市下京区下之町57-1 京都市立芸術大学
TEL  075-585-2006 FAX 075-585-2019 共創テラス・連携推進課

©Research Institute for Japanese Traditional Music, Kyoto City University of Arts.

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