日本伝統音楽研究センター

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凡例

日本語要旨

0 はじめに

1 旧下桂村と桂地蔵前六斎念仏の概況

2 桂地蔵前六斎念仏の民俗芸能誌

3 桂地蔵前六斎念仏の特質

4 桂地蔵前六斎念仏における伝承

謝辞

文献資料

音響資料

映像資料

英語要旨

 

 

桂地蔵前六斎念仏 その特質と伝承をめぐってトップへ

謝辞

調査研究にあたっては、様々な方々にご協力をいただいた。桂六斎念仏保存会の方々、特に中村瑛治会長(および尊父の中村喜芳氏)、井上興次前会長には、ご多忙の中、調査から原稿の校閲にいたるまでの段階で様々な便宜をはかっていただき、多大なご協力をいただいた。また、かつて桂地蔵前六斎念仏で活躍された風間進之助氏および中村浅蔵氏に、長時間にわたり貴重なお話をうかがうことができたのは、大変有り難いことであった。地蔵寺のご住職には、音響資料の拝借等にご協力いただいた。日本新薬株式会社広報部には、同社制作の資料の閲覧に便宜をはかっていただいた。さらに、大西秀紀氏および京都新聞社には、格別のお計らいの上、貴重な資料を提供していただいた。六斎念仏が受容した演目の同定については、久保田敏子・後藤静夫・竹内有一・増田雄の各氏から数々のご教示・ご協力をえ、資料を提供していただいた。六斎念仏が参照している芸能は多岐にわたり、身近に各種の専門家がいる環境の有難さを、改めて感じた次第である。これらの方々のご厚意に、深謝したい。

筆者と桂地蔵前六斎念仏をむすびつけてくださったのは、前任校の中村怜之輔先生(岡山大学名誉教授・元くらしき作陽大学食文化学部教授・同附属図書館長)である。先生は下桂のご出身で(中村義枩氏のご次男)、同地および桂地蔵前六斎念仏に対する思いには並々ならぬものがある。先生には、様々な方々をご紹介していただいたばかりか、調査にも何回か同行していただき、草稿についても詳細なご意見を頂戴した。途中、諸般の事情で調査は滞りがちになったが、その際に叱咤激励をしていただいたのも先生であった。まさに先生のご存在とご情熱無しでは、この調査研究は成立しなかった。厚くお礼をもうしあげる次第である。

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