令和元年11月16日土曜日
京都市立芸術大学では、日本伝統音楽研究センター第55回公開講座「語りの立体化 そして復曲―狂言、能、題目立―」を下記のとおり開催しますので、お知らせします。
今回は、源平盛衰記に描かれる《石橋山の合戦》をテーマにした、狂言、能、題目立の比較を行います。
皆様の御参加をお待ちしております。
源平盛衰記に描かれる《石橋山の合戦》。これは、源頼朝による、平家に対する旗揚げの合戦です。この合戦の物語のハイライトは、源氏側の真田与一義貞と平家側の俣野景久の一騎打ちです。
現行の狂言《文蔵》では、この物語のハイライト部分が、主人によって語られます。狂言で語られる同じ場面を描く能に《眞田》があります。現行のレパートリーではありませんでしたが、2014年に能として復元されました。また、奈良の東山中に伝えられる民俗芸能の題目立《石橋山》の詞章が残されており、本年、保存会による復活が行われます。
今回は、同じ石橋山の戦いを扱う3つをならべて鑑賞し、語り物の立体化とは何か、そして復曲(復元、復活)とは何かについて、考えるきっかけを提供できればと思います。
出演:
茂山千三郎 能楽師(狂言方大蔵流)
松本薫 能楽師(狂言方大蔵流)
出演:
加藤眞悟 能楽師(シテ方観世流)
安田登 能楽師(ワキ方下掛宝生流)
河村晴久 能楽師(シテ方観世流)
地謡:
河村和貴 能楽師(シテ方観世流)
河村和晃 能楽師(シテ方観世流)
出演:
題目立保存会(奈良県奈良市上深川町)
解説:
長田あかね(神戸女子大学古典芸能研究センター非常勤研究員)
丹羽幸江(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター客員研究員)
沖本幸子(青山学院大学総合文化政策学部教授)
司会・企画:
藤田隆則(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター教授)
令和元年11月16日(土)
午後0時30分〜午後4時(開場は正午)
京都市立芸術大学 講堂(西京区大枝沓掛町13-6)
無料
200名(全席自由・要申込)
申込期間 | 令和元年10月11日(金)から11月13日(水)まで(必着) |
申し込み方法 | はがき・FAX・Eメールのいずれかの方法により、1. 郵便番号 2. 住所 3. 氏名 4. 電話番号(FAX番号) 5. “第55回公開講座 「語りの立体化そして復曲」参加希望”と明記の上、お申込みください。 ※ 申込多数の場合は抽選とします。 ※ 定員に余裕がある場合は、当日申込も受付けます。 |
申込先 | 京都市立芸術大学連携推進課(事業・広報担当) (問い合わせ) 〒610-1197 京都市西京区大枝沓掛町13-6 〔TEL〕075-334-2204(平日 午前8時30分~午後5時15分) 〔FAX〕075-334-2281 〔電子メール〕 問い合わせフォーム |
京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター
一般社団法人東洋音楽学会
本講座は「一般社団法人東洋音楽学会 令和元年度公開講演会」と共同で開催します。
公開:2019年09月13日
600-8601 京都市下京区下之町57-1 京都市立芸術大学
TEL 075-585-2006 FAX 075-585-2019 共創テラス・連携推進課
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