京都市立芸術大学
Research Centre for Japanese Traditional Music
Kyoto City University of Arts
年月 | 事項 | 主要作品 |
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1920(大正9) | 新日本音楽 創始(11月27日 東京・有楽座) | |
1921(大正10) | 十七絃箏 発表(宮城道雄考案) | 宮城道雄〈花見舟〉十七絃最初の作品 |
1928(昭和3) | 宮城道雄=近衛秀麿・近衛直麿合作〈越天楽変奏曲〉箏協奏曲の最初 | |
1929(昭和4) | 八十絃箏 発表(宮城道雄考案) | 宮城道雄〈春の海〉(箏・尺八二重奏曲) |
1936(昭和11) | オークラウロ 発表(大倉喜七郎考案) | |
1938(昭和13) | 下総皖一〈箏独奏のためのソナタ〉(洋楽作曲家初の箏独奏曲) | |
1941(昭和16) | 三曲新作発表会 創設(11月 日本文化中央連盟・大日本三曲協会ほか 〜1944) | 清水修〈六つの断章〉(箏独奏曲) |
1942(昭和17) | 中能島欣一〈三つの断章〉(箏独奏曲) | |
1946(昭和21) | 第1回芸術祭 開催(9月〜10月 文部省) | |
1947(昭和22) |
NHKラジオ番組『現代邦楽の時間』放送開始(4月20日) 正派合奏団 発足(4月 中島靖子) 桐絃社 創立(大阪 須山知行・中島警子) |
宮城道雄〈手事〉ソナタ形式による箏独奏曲 |
1949(昭和24) | 小野衛〈箏五重奏曲〉(箏,フルート,ヴァイオリン,ビオラ,チェロ) | |
1950(昭和25) | 邦楽コンクール 開催(12月 東京新聞社主催 〜1962) | 山川園松〈即興幻想曲〉(箏独奏曲) |
1954(昭和29) | 唯是震一〈無伴奏尺八組曲第2番〉尺八最初の12音技法の作品 | |
1955(昭和30) | NHK邦楽技能者育成会 開講(2月 吉川英史ほか) | |
1957(昭和32) |
邦楽4人の会 結成(北原篁山) 鈴木嘉代子「洋楽人の作品による現代箏曲の夕べ」(11月) |
石桁眞禮生〈箏のための組曲〉(箏二面,十七絃) 入野義朗〈二面の箏のための音楽〉箏最初の12音技法の作品 |
1959(昭和34) | この年以降NHKラジオ番組に現代邦楽の時間増加 | 藤井凡大〈尺八,箏二面,十七絃のための四重奏曲〉(初期典型例) |
1960(昭和35) | 唯是震一〈十七絃と箏群のための協奏曲第4番〉十七絃最初の協奏曲 | |
1961(昭和36) | 東京尺八合奏団 結成(村岡実ほか) | |
1962(昭和37) |
箏「泉」会 結成(白根きぬ子ほか) 民族音楽の会 結成(伊藤松博ほか) |
間宮芳生〈四重奏曲〉(尺八,箏2部,三絃) |
1964(昭和39) |
NHKラジオ番組『現代の日本音楽』放送開始(〜1972.3) 創作邦楽研究会(3世 今藤長十郎ほか) 日本音楽集団(三木稔ほか) 日本音楽合奏団(藤井凡大) さわらび会(羽賀幹子ほか) 尺八三本会(青木静夫ほか) |
廣瀬量平〈霹〉(尺八3部,弦楽器) 諸井誠〈竹籟五章〉尺八独奏曲 |
1965(昭和40) | 現代邦楽作曲家連盟 設立(会長:中能島欣一) |
堀井小二朗・山川直春〈竹の韻き〉(尺八,打楽器ほか) 宮下秀冽〈十七絃と尺八の二重奏曲〉 藤井凡大〈絲竹交響 第1番〉(箏,十七絃,尺八の合奏曲) 牧野由多可〈風〉十七絃最初の独奏曲 諸井誠〈対話五題〉(尺八二重奏曲) 杵屋正邦〈尺八三重奏曲「風動」〉 宮下秀冽〈三十絃独奏のための二章〉三十絃最初の独奏曲 宮下秀冽〈三十絃箏,箏,尺八三重奏曲「寂」〉 |
1966(昭和41) |
宮城会箏曲コンクール 開催(7月) 国立劇場 会場(11月) |
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1967(昭和42) | 湯浅譲二〈花鳥風月〉(箏3部,十七絃,管弦楽器ほか) | |
1969(昭和44) | 菊地悌子十七絃による初演奏会(6月) |
三木稔〈天如〉二十絃箏最初の独奏曲 三木稔〈箏譚詩集〉(箏独奏曲) 入野義朗〈尺八と箏の協奏的二重奏〉(尺八最初の重音奏法) 入野義朗〈二十絃箏と十七絃のための二つのファンタジー〉 松村禎三〈詩曲1番〉(箏,尺八二重奏曲) |
1970(昭和45) |
箏「波の会」 結成(谷珠美ほか) 札幌・新音楽集団「群」 結成(佐薙岡豊ほか) 箏三人会 結成(砂崎知子ほか) |
助川敏弥〈十七絃と弦楽器のための三つの叙景〉 池辺晋一郎〈雲烟〉(箏2部,十七絃,弦楽器) |
1972(昭和47) | 廣瀬量平〈箏独奏のための十段「瓔」〉 | |
1976(昭和51) | 日本伝統楽器による現代演奏コンクール 開催(1月東京音楽企画研究所・東京ドイツ文化研究所主催) | 廣瀬量平〈尺八協奏曲〉(尺八,管弦楽) |
1977(昭和52) | 池辺晋一郎〈凍る〉(箏独奏曲) | |
1979(昭和54) |
尺八ゾリステン 結成(三橋貴風ほか) 尺八1979 結成(川村泰山ほか) 沢井忠夫合奏団 結成(沢井忠夫ほか) |
沢井忠夫〈甦る五つの歌〉(箏独奏曲) |
1980(昭和55) |
廣瀬量平〈「みだれ」による変容〉(十七絃独奏曲) 柴田南雄〈霜夜の砧〉(尺八独奏曲) 柴田南雄〈卯月の翠〉(箏独奏曲) |
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1982(昭和57) | 東京尺八合奏団 結成(坂田誠山ほか) | 廣瀬量平〈魂ふり〉(尺八独奏曲) |
1983(昭和58) | 国立劇場主催公演「現代日本音楽の展開」 開始(6月 〜1997) | 高橋悠治〈橋をわたって〉(十七絃独奏曲) |
1988(昭和63) | 一柳慧〈箏独奏曲「始原」〉 | |
1991(平成2) | 二十五絃箏 発表(野坂恵子考案) | 伊福部昭〈トッカータ〉二十五絃最初の独奏曲(原曲ギター曲) |
1994(平成6) |
賢順記念箏曲コンクール 創設(12月 福岡・久留米) 全国邦楽コンクール 創設(10月 熊本) |
間宮芳生〈六調〉(尺八,箏2部,チェロ) |
1995(平成7) | 現代邦楽研究所 創立(代表:西潟昭子 東京) | |
1996(平成8) | コンサートシリーズ「蘭声」 結成(高田和子ほか) | 金田潮児〈色即是空 III〉(尺八独奏曲) |
1997(平成9) | 紀尾井ホール主催公演「現代邦楽・創造の奇跡」開始(2月) | 高橋悠治〈さむしろ〉(二十五絃独奏曲) |
1998(平成10) | 国立劇場作曲コンクール 創設(6月) | |
1999(平成11) | 西村朗〈瑠璃琴〉(二十絃独奏曲) | |
2000(平成12) | 創邦21 第1回作品演奏会(5月 東京 今藤政太郎ほか) |
[作成:長廣比登志]