京都市立芸術大学

日本伝統音楽研究センター

Research Centre for Japanese Traditional Music

Kyoto City University of Arts

専任研究員プロフィール

田井 竜一 (TAI Ryuuichi)

略歴

1961年 東京都生まれ。 埼玉大学教養学部教養学科卒業(文化人類学専攻)。
大阪大学大学院文学研究科後期課程(博士)単位取得満期退学(音楽学専攻)。
日本学術振興会特別研究員、くらしき作陽大学音楽学部助教授をへて、 2000 年より京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター助教授。
(社)東洋音楽学会理事、日本ポピュラー音楽学会監事。

研究分野

専攻は民族音楽学・日本音楽芸能論・オセアニア地域研究。
山・鉾・屋台の祭りの囃子をはじめとする日本の民俗芸能と、ソロモン諸島を中心にしたオセアニアの音楽芸能を二本柱として、調査研究をおこなっています。

主な業績

◇共編著書  植木行宣・田井竜一編『都市の祭礼─山・鉾・屋台と囃子─』、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター研究叢書 1、東京、岩田書院、2005年。
秋道智彌・関根久雄・田井竜一編『ソロモン諸島の生活誌―文化・歴史・社会』、東京、明石書店、1996年。
◇共著  京都府教育庁指導部文化財保護課文化財編『京都府の民俗芸能―京都府民俗芸能緊急調査報告書』、京都、京都府教育教育委員会、2000年。
藤井知昭監修、民博「音楽」共同研究編『「音」のフィールドワーク』、東京、東京書籍、1996年。
柘植元一・塚田健一編『はじめての世界音楽―諸民族の伝統音楽からポップスまで』、東京、音楽之友社、1999年。
◇論文等  「京都祇園祭り 鶏鉾の囃子」、『日本伝統音楽研究』(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター紀要)第1号、2004年(増田雄との共同執筆)。
「京都祇園祭り 菊水鉾の囃子」、『日本伝統音楽研究』第2号、2005年(増田雄との共同執筆)。
“Guitars Have Come!: The Development and Acceptance of New Styles of Musical Performance in Choiseul (Lauru) Island, the Solomon Islands”. Perfect Beat: The Pacific Journal of Research into Contemporary Music and Popular Culture 3(3): 77-89, 1997. 他

現在の研究に関するコメント

センターのお膝元である京都・祇園祭りの囃子については、まだまだわかっていないことが多いというのが実情です。毎年1ヶ所ずつ調査をすすめていますが(現在は、北観音山を調査中)、全体像の把握には相当の時間が必要となりそうです。その他の山・鉾・屋台の祭りの囃子としては、現在桑名の石取祭りの調査に従事しています。

( 2005 年 6 月 1 日現在)


公開日:2005.5.24
最終更新日:2005.05.24
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(C) Research Centre for Japanese Traditional Music, Kyoto City University of Arts